<WOWOWサッカーゼロ通信09/07/17>
今オフシーズンで初めてバルセロナが動いた。マクスウェル、27歳。ブラジル代表に選出された経験はあるが、出場は果たせず未だAキャップはゼロ。一見地味な補強に見えるが、シウヴィーニョ退団後、捜し求めていた念願の左SB獲得だ。
20歳でクルゼイロから強豪アヤックスへ。4年間でオランダ屈指のサイドバックとへ成長を遂げる。2003年にはCLで躍進。当時、イブラヒモヴィッチ、ファン・デル・ファールト、スナイデル、キヴ等、若き才能に溢れていたアヤックスの中でも、マクスウェルの攻守に渡った貢献度は殊の外大きかった。
2006年にインテルへ加入すると、マンチーニ監督のもとでもレギュラーを確保。リーグ3連覇を達成した。しかし迎えた08-09シーズン、モウリーニョ新政権化でインテルの下部組織出身者サントンにポジションを奪われる。〝マルディーニの再来〟と謳われるサントンは、特に守備の局面でマクスウェルを上回っており、この夏、マクスウェルはバルセロナに新天地を求めることになった。
当初、バルセロナの左SB獲得候補は、デポルティーボのフィリペ・ルイスだった。しかし、デポルティーボが提示した18億円という移籍金は、バルセロナ・ラポルタ会長の「法外な金額」というコメントの通り、交渉決裂を余儀なくするものとなった。
結果、実力的に遜色のない(むしろ上回っている)マクスウェルを、僅か6億円で手に入れたバルセロナ。〝新銀河系軍団〟バブルで錯覚しがちだが、世界恐慌とも言われる不景気の中で、地道に〝交渉上手〟なところを見せたバルセロナ。あとはビジャかフォルランかイブラヒモヴィッチか…、いずれにせよ、残る今季の補強費は、最前線のポジションに充てられそうだ。
★Star File 345 ゴンサロ・イグアイン アルゼンチン/R・マドリード/FW パワ:4 スピ:4 テク:4 パス:3 芸術:3 男前:4 一言:生き残りを懸けた戦い
