<WOWOWサッカーゼロ通信09/10/02

強いマルセイユが帰ってきた。1899年創設で、リーグ優勝8回を数えるフランス屈指の人気クラブだ。1993年にはデサイー、フェラー、ボクシッチ等を擁しCLを制覇。水色のユニフォームは、一躍欧州を席巻した。

しかしその後、フロントによるリーグ戦での八百長が発覚。CL覇者としての権威は失われ、制裁として2年間、フランスリーグ2部でのプレーを余儀なくされた。まさに天国から地獄。奈落の底とはこの事だ。

制裁以降、1部に上がるも成績は振るわず、国内No.1クラブの座もリヨンに明け渡す日々。あれから16年、マルセイユは這い上がってきた。2年前のゲレツ監督就任がターニングポイントとなった。リーグでも徐々に順位を上げ、ここ数年は安定してCLの舞台にも登場している。

迎えた今季、失った覇権を取り戻すべく巨額投資を決断。OBであり、国の英雄でもあるデシャンを新監督に、未曾有の補強を決行。エインセ、ディアワラ、ルイス・ゴンサレス、エンビア、モリエンテス…新戦力はいずれも今季の主力となっている。また、ニアングやタイウォといった在籍年数の長い選手にも信頼を寄せ(ニアングは主将に就任)、チームは熟成の時を謳歌しようとしている。

今週行われたCL第2戦、R・マドリードは今季初めてC・ロナウドをFW起用し、サイドの守備に気を張るなど、敬意を持ってマルセイユをホームに迎え入れた。試合は退場者もあり3-0と大差が付いたが、特に前半は試合を支配するなど、マルセイユは確実に善戦した。因縁の地CLは、マルセイユにとって華麗なる復活への道程となるのだろうか。クラブのスローガン〝ゴールへ一直線〟は、まだ色褪せていない。

Star File 356 セサル・アスピリクエタ スペイン/オサスナ/DF パワ:3 スピ:5 テク:3 パス:3 芸術:4 男前:5 一言:右サイドの大器


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