<WOWOWサッカーゼロ通信09/08/07>
シャビ・アロンソの移籍が確定した。移籍金は40億円。これでR・マドリードが今季費やした補強額は340億円に上った。
スペイン、パイス・バスコ自治州トロサで生まれ育ったシャビ・アロンソは、地元の強豪レアル・ソシエダの下部組織でサッカーを学んだ。父親も80年代、同じソシエダの選手であり、兄もまたソシエダの選手だった。
80年代に2度のリーグ優勝を果たしたソシエダだが、それ以降は低迷が続いた。そんなクラブにとって希望の光だったのが、当時デビューしたばかりのシャビ・アロンソだった。エイバルへのレンタルを経て、20歳前後でソシエダのレギュラーに登りつめると、チームは上昇気流へ。まさかのリーグ2位、そしてCL出場権獲得を果たしたのだ。
シャビ・アロンソのプレーは洗練されている。183cmの長身ながら、美しい身のこなしでパスワークを指揮し、まるでグアルディオラの現役時代そのものと言える。しかも彼の場合、パスワークだけではなく、右足から繰り出す豪快なミドルシュートと、激しいボディチェックによる堅実な守備力まで備えている。
英国式の典型だったリバプールが、シャビ・アロンソの加入により、美しきサッカーに変貌したのも必然と言える。現代サッカーにおいては、ボランチの『志向』がそのままチームの『志向』になることが多く、シャビ・アロンソのようなクラスの選手が一人加わることで、チームのコンセプトや戦い方はガラリと変わるのだ。
R・マドリードの強化部長バルダーノが言う「最後の1ピース」となったシャビ・アロンソ。彼の加入は間違いなくR・マドリードのサッカーを変える。そしてリバプールでそうだったように、彼はR・マドリードをCL覇者へと導く可能性を秘めている。
★Star File 348 アシル・エマナ カメルーン/ベティス/MF パワ:5 スピ:4 テク:3 パス:3 芸術:3 男前:4 一言:バレンシアへ移籍!?
