<WOWOWサッカーゼロ通信09/08/14>
本田圭佑、23歳。今、日本人で最も旬な選手に違いない。2年前にオランダ1部VVVフェンロへ移籍。14試合2得点と活躍するが、チームは2部降格の憂き目を見る。幾つかオランダ国内での移籍話が挙がる中、本田は2部での戦いを選ぶ。そして昨季、VVVの主将として36試合16得点の活躍、1年で見事チームを1部昇格に導いてみせた。
迎えた新シーズン、開幕戦でオランダ屈指の強豪PSVと対戦した本田は、1ゴール、1アシストの活躍で3-3の引き分けを演出。続くホームでの第2節では、2点ビハインドの中から立て続けに2得点を奪い、劇的同点の立役者となった。開幕2試合で3ゴール1アシスト。オランダ1部リーグでこの成績は脅威だ。
本田のゴールはいずれも〝ゴラッソ〟だ。J時代から〝レフティー・モンスター〟の異名はあったが、海外経験でスピードとフィジカルが大幅に鍛えられた印象だ。
本田のサッカー人生は挫折から始まった。ガンバjrユースで昇格を果たせず、星陵高校へ進学した本田は、当時から反骨精神の塊だったという。しかし3年時には星陵を全国選手権4強へと導き、遠回りしながらも、しっかりとプロの門を叩いた。
当時星陵高校の臨時コーチとして指導していたWOWOW解説者の野口氏は、本田についてこう語る。「本田は高校時代から別次元だった。特に左足は直ぐにでも世界で勝負できる」と。また野口氏は本田に対し、左SBへのコンバートを提案したこともあったという。「昨今、左SBは人材不足で、日本代表はもちろん、世界への道も拓けると思った。」からだそうだ。
野口氏の予想をも遥かに超え、今や中村俊輔の正統後継者として世界に君臨する本田圭佑。8月31日の移籍市場閉鎖まで、タイムリミットは刻一刻と近づいている。
★Star File 349 ダンコ・ラゾヴィッチ セルビア/PSV/FW パワ:1 スピ:3 テク:3 パス:2 芸術:3 男前:5 一言:草食系男子
