テーマは筋肉と神経


これは私のテーマと言いますか…私は不妊治療も受けている整体師なので常に考えるテーマであります。


普段の治療では、血液検査でのホルモンの値を変化させることを目的として行なっているのですが。


正しい施術でE2が上がったり、卵胞を成熟させたりする事は私の中では当たり前のこと


問題は患者さんの体質をいかに変えるか。

もちろん患者さん自身の意識がとても大きい影響を与えるのですが、私の考えが伝わらないと信頼してもらえません。


普段の治療で何を考えて筋肉と神経、骨格を見ているのかここでざっくりお話ししましょう。



血液編で卵巣周囲の血液循環を良くしなければいけないことはお話ししました。


これは色んな方法があります

呼吸も大切ですし、運動も食事も大切。

色んな施術テクニックもあります。


これはいわば、内側の環境改善。


人間は内側の環境が1番大切なのですが、ストレスなどは外側から受けます。

人間環境の改善もしなければいけないでしょう。

さらに、

体の外側である筋肉、骨格の問題も大きいです。



骨格が歪んでいたら呼吸は深く出来ないでしょう。

筋肉が硬くても呼吸はできないどころか体温は下がり、血液は筋肉の血流改善に大きく取られて内臓も冷えるでしょう。


血は常に、筋肉と内臓で取り合いをしているのです。


呼吸はあばら骨が上下する事で酸素を取り込みます。

あばら骨を上下させるのはもちろん筋肉です。


さらに胸椎から出る神経は前と後の二手に分かれ、

前の神経は子宮や卵巣に向かい、後ろの神経は背中の筋肉を支配しています。



背中の筋肉が硬ければどうなるでしょうか。

神経に緊張が伝わり、前の神経を通って卵巣周囲の平滑筋(内臓の筋肉)を緊張させてしまいます。


緊張とは戦闘体勢のこと。血をドロドロにして酸素も栄養もホルモンも届かなくなってしまいます。



さらにさらに!

足の内側を通る神経も卵巣に向かっています


足が冷えるとどうなるでしょう。


神経を伝わって内臓も冷え、緊張してしまいます!



女性に冷え性は多く、デスクワークなどで背中が硬い人がめちゃくちゃ多いです!


こんな外側の環境のせいで、

せっかく深呼吸しても

せっかく栄養を取っても

血液にのって卵巣に届かなければ「無駄」


もちろん、やらないよりはいいでしょう。


しかしこんなにやってるのに変わらない、妊娠出来ないと1度思ってしまうとストレスを感じて

自分のやってる事は正しいのか?

と疑心暗鬼になってしまい、諦めて結局薬やホルモン剤に頼ってしまう方が多いのです。



現代の男女ともに不妊体質は病気体質だと思っています。

これは自分の体の声を無視して、薬や外的処置に頼った結果だと思います。



間違った方向に体質が変わってるのです!


医者が増えれば患者も増える

これはなぜでしょう。


例えば30年前のガン罹患数は約30万人、医者数は13万人


現在、ガン罹患数は約60万人、医者数は30万人近いです。


(厚生労働省 資料参考)



興味深いのは将来予想が増加傾向にあるのです。


医療は進歩しないのでしょうか?

いいえ、30年前に比べたらガンに対しての研究ははるかに進みました。

検査も治療も進歩しました。


ではなぜ将来予想が増加なのか?


答えは病気とイタチごっこだから。

そして、段々と病気になるような体質に変わってきているから。


#4で言いました。

アレルギーやガン、糖尿病は増え続けていると。


私の目的は不妊だけじゃないんです。


本来の体質を取り戻せば、全て治るとまでは言いませんが

こんな国が出すような絶望的な予想にはならないでしょう。



不妊の原因はなんだろう?

何が足りないのだろう?足りないものは薬やサプリメントで補おう。

悪いものがあれば取り除こう。


こんな考え方してたら、いっっっっしょう良くならないよ。




私達はもう全て持ってるんです。この体で完璧なんです。

血がドロドロになるのも、呼吸が浅いのも体の適応現象であって理由があるんです。


理由を無視して、血液サラサラサプリメントを飲みましょう。

理由を無視して、酸素カプセル入れば大丈夫。


無理無理無理〜

努力の方向間違ってるよ〜

と言いたいです。



ちょっと話がそれてしまいましたが、

筋肉を柔らかくする方法は大きく分けて3つあります。


●マッサージや整体

●筋肉によい栄養

ストレスを無くす



骨格の歪みは整体などでしか改善できないと思います。へんな通販グッズに騙されないで下さい


1番大切なことはストレスを無くすことです。



次回は食事について…