最近では現代病の1つとも言われてきた『不妊症


何故そうなるのかの理由や説は多くあり、医者でさえコレと言える原因は断言できません。



実際に、日本での不妊治療の件数は何年増えていき、今では不妊治療件数はアメリカの4倍に達します。

アメリカ人口は日本の約3倍ですから人口比率で考えるとアメリカの12倍多いわけです。


さらに不妊治療での出生率は60か国中最下位の6.2%になります。



つまり、日本は世界で1番不妊治療を実施しているのにも関わらず、世界で1番成功率が低い国なのです。





何故ここまで世界と差が出てしまうのか、

医療のレベルが低いから?


そんなはずはありませんよね。



私は薬やホルモン剤に頼り、最終的には人工的に受精させようとする〈西洋医学的〉な考えには限界を感じました。


根本的な原因に、他の現代病とも通じる原因があると感じざるを得ないのです。


アレルギー、糖尿病、血管病、癌、大腸疾患…


どれも昔と比べればかなり増えた病気ばかりです。医学は発展しているはずなのに…←コレが原因?🤭




男性の無精子状態や女性の卵胞発育不全。問題は山積みのように感じますね…


しかし自分に合う薬を探す事をやめ、副作用を伴うホルモン剤を拒否し、もう一度、生命の原点回帰をしてみましょう。




まず話さなければいけない事は、人間のエネルギーの種類についてです。


人間の細胞は60兆個以上あるとされ、その1つ1つの細胞がエネルギーを生み出して私達は生きています。




エネルギーには大きく分けて2種類あり、


〈嫌気性エネルギー〉と〈好気性エネルギー〉


嫌気性とは…酸素を必要としない

好気性とは…酸素を必要とする


この2種のエネルギー生産によって私達の細胞は活動しています。



嫌気性エネルギーを生み出すものは【解糖系】といい

好気性エネルギーは細胞の中にある【ミトコンドリア】という器官で生み出されます。



解糖系エネルギーは2ATP

ミトコンドリアは36ATP のエネルギーを生み出します。


ATPはエネルギーの事です。ミトコンドリアの方が圧倒的に多くエネルギー生産をする事が分かりますね。




解糖系エネルギーは酸素を必要としないので、一気に力を使う事ができます。無酸素運動、ダッシュや筋トレなどがその例です。

瞬発力はありますが、2ATPしかないので長続きしません。


ミトコンドリアエネルギーは酸素を取り込み代謝しながら36ATPも生み出すので、ゆっくりと長続きしますが一気に力を出すことには向いていません。

ランニングや有酸素運動がその例です。




心臓や肝臓、卵胞、脳細胞にはミトコンドリアが多いとされます。


心臓や肝臓が赤いのはミトコンドリアが酸素を必要としてるため赤血球(ヘム)の量が多く、酸素と結合すると赤く変色するためです。



心臓にミトコンドリアが少なければ、心筋運動は長く続かずにすぐ心停止してしまうでしょうね。




骨格筋の白筋は瞬発力を高めるためにミトコンドリアの数が少ないです。

→解糖系は細胞膜で行われる為(全ての細胞にある)、ミトコンドリア数の多さが酸素を好むか嫌うかの判断になります。



ミトコンドリアエネルギーは長くゆっくりとした性質を持つので女性的なエネルギーと言えます。


一方、解糖系エネルギーは一気に力を出す為に戦闘体勢時によく使われます。

ストレスを感じると体が緊張し(戦闘体勢)解糖系が使われます。

つまり男性的なエネルギーと言えます。



卵胞にはミトコンドリアが10万個存在しており全細胞の中で一番多くのミトコンドリアを含んでいます。(1細胞の平均ミトコンドリア数は2000〜4000)

そして、ゆっくりと時間をかけ成熟していきます。



精子は解糖系中心であり、早いスピードで分裂を繰り返し毎日のように死滅と生産が行われています。



ここまでをまとめると


【ミトコンドリアエネルギー】…酸素を必要とし、ゆっくりと長い時間エネルギーを生み出す。

卵胞に多く女性的なエネルギーと言える。


【解糖系エネルギー】…酸素不要で、一気に力を出す瞬発力エネルギーを生み出す。

精子に多く見られるエネルギーで男性的エネルギーと言える。



ここまでは大丈夫でしょうか?


例えば、怒りを感じて頭に血が昇ってる時呼吸は浅くなりますよね?

これは体が戦闘体勢になり解糖系エネルギーを多く使うので酸素を必要としていません。


頭にストレスを感じるので一気に血が昇り、交感神経優位の状態です。

反射的に体が出血に備える為、血管が収縮し、赤血球同士がくっつきドロドロの血となる事で血圧が上がります。


これは元々備わっている体の機能の1つなのです。

呼吸が浅くなるので肩を上げることにより呼吸を取り入れようとします。

これが「怒り肩」と呼ばれる所以です。


しかし、解糖系は長く続かないので何時間も怒り続ける事は不可能です。


アンガーマネジメントでも、怒った時は散歩しろと教わります。

これは頭に昇った血を、歩くことで足に血を降ろし、冷静になる効果があります。

頭を冷やせ。とは理にかなってるんですね😂



男性不妊のアドバイスに筋トレというものがあります。

筋トレは無酸素運動ですから、解糖系優位になり男性ホルモンが分泌され精子量が増えます。


しかし、現代日本では草食系男子など男性の女性性が強くなってきたり、主夫など家にいる男性が増えました。

それを批判するわけではありませんが、そういう傾向にあると言うことです。


反対に女性は社会進出が増え、身体的、精神的ストレスが増えました。

先程も言いましたが、ストレスを感じると呼吸が浅くなり解糖系エネルギーを使ってしまいます。


卵胞ミトコンドリアに必要な酸素は十分ではなく、卵胞の成熟に支障をきたしてしまいます。

生理不順や月経痛も起こしやすくなるでしょう。


さて、エネルギーには2種類あり、それぞれ酸素の量と関係している事が分かったと思います!




これらは元々人間に備わっている機能を無視し、薬で症状を押さえつけ、本能を無視して現代の価値観を優先した結果でしょう。

男女平等ではなく、男性は男性らしく女性は女性らしく。そしてそれぞれのデメリットをケアするような考え方が本当の意味でバランスが良い社会ではないのかなと思います。


次回は血液の影響について考えてみます

つづく…