1986年、小学5年生のクリスマスがやって来る。
今思えばなんだかんだと言っても、誕生日と
クリスマスはちゃんと親は祝ってくれていた。
贅沢であり、感謝しなくてはいけない。
当時は当たり前と思っていたから、
親もしてやっているのに生活態度や学業の成績に
反映していないので困っただろう。
努力なしで欲を満たして欲しい感じが、
母はたまらなく気に入らなかったのだと思う。
理由がわからないまま、怒られるの多かった。
そんな雰囲気の悪い中、自分からクリスマスの
話を切り出すことも出来ないので受け身で
待っていた。例年通り父がプレゼントを聞いてくれる。
この時は地元でラジコンが再ブームになっていた。
もともと持っていた子達に加え、高学年になった
という理由からか新規で参入する子が増えた。
小学校3年生の時にタミヤのRCをサンタに
お願いしたが、なぜかマンモスオフロード6WDが
枕元に置いてあった悲しい思い出がある。
もう一度お願いしてみよう!今度は具体的に
マシン名とプロポやバッテリーなんかも必要だと
詳細に説明しよう!これでサンタは間違えない
はずだ。友達とマシンが被るとまたややこしいので
まず友達が持っているマシンを確認する。
ホーネット、グラスホッパー、ワイルド・ウィリス、
マイティフロッグ、このあたりがよく遊ぶ友達のマシン。
カタログで私が選んだマシンはホットショット!
赤色で見るからに速そうなバギー!
このホットショットが欲しい!必要なものも
ちゃんと伝えた・・・これで大丈夫だ!
前みたいにサンタは間違えない!絶対に!笑。
クリスマスが待ち遠しい。
近所の空き地でコースを設定してレースをするのが
流行りで毎日、数人がラジコンで勝負している。
早く参加したいなぁ~。気持ちが高ぶる。
今回のクリスマスは高学年なのでサンタに
何を貰うとかの話はダサくて誰もしない。
私もその日までラジコンの話はせずに黙っていた。
みんなをビックリさせてやる!
私の父は模型やラジコンが好きで作る腕前は
一流だった。(※小3の時は知りませんでした。笑)
その父に作るのを手伝って貰えば
鬼に金棒!きっと速いマシンにしてくれるはずだ!
待っていろ!諸君!華々しいデビューをするぞ!
やっとクリスマスがやって来る・・・
今回は枕元に置いてあるパターンではなく、
遊びから家に帰ると、父が「ラジコン部屋に置いといたぞ」
と・・・爆発的にテンションが上る!、手を洗いタオルで
拭きながら、満面の笑みで自室に向かう・・・
慌てたい気持ちを抑えて普通を装い戸を開ける・・・・
学習机の上に大きな箱が!包装もしていない状態で
置いてある!ついに手に入れたタミヤのRCだぁ!
はい!どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!
フレームバギーバイソンF-10!そうそう!これこれ!
ニッコーの完成品のRC!これが欲しかったぁ!
・・・・・・って、なんでやねん!なんでやねん!
ホットショットは?似てるの赤色だけやで!
サンタぁ!金無いんかぁ?それやったら最初に言ってぇ!
中途半端な半殺しが一番キツイ!
終わりました・・・いつもいつも、思いは届かず・・・
このバイソンF-10、悪くないです。悪くないですよ!
しかし、この後に友達とレースしたのですが、
話にならんくらいに大差を付けられ敗北しました・・・
1986年、冬、ファミコンもないし・・・
ラジコンもこんな結果・・・・
はぁ~、お正月は何しようかな?と遠くを見つめる
小学5年生・・・もうちょっと頑張れ・・・君にぴったりの
ゲーム機がもう少しで出るぞ!・・・・つづく

