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どなた様もようこそお越しやす。

胸膜中皮腫を患い現在患者歴2年生。

その間に抗がん剤治療を7クール経験。

日々楽しく生きることを追求している。

どうぞよろしく(`*)

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昨日は本当ならばカルボプラチン+ゲムシタビン療法を受ける予定であった。


しかし診察も終りに近づき、抗がん剤治療のゴーサインが出る直前に発した僕の質問が、段取りを変えさせてしまった。


「オプジーボの拡大治験が始まっていると聞いたのですが悪性胸膜中皮腫で」


すると、主治医は手元のスマホを使って調べ始め、次に席を外して部長先生に確認に行き、戻って来てこう応えた。


「そのようだけど、上司もまだ何も聞いてない。連絡が来るはずなんだけど


前回の4/19の診察の時にも、オプジーボの承認について話題にしたので、調べておいてくれても良さそうなものだが。


このオプジーボの拡大治験の参加条件として、2レジメンというものがある。

僕の場合、シスプラチン+ペメトレキセドを4クール、その後休薬期間を置いてから3クール受けた。

これを通常の治験では2レジメンと数えるとのこと。

治験によっては1レジメンと数えることもあるとのことだが、このことも含めて詳細を確認するということで1日延期となった。


それで迎えた今日。


オプジーボの拡大治験を受けたいならば、他の病院を受診しなければならない。

現在のところ受入れを表明しているのは岡山労災と神奈川県がんセンターの2施設。

外来受診からとなる。

2週間に1回の通院。

主治医は拡大治験への参加を希望すれば許可する方向で話をしている。


なおこの病院が拡大治験の実施に加わる可能性はあるらしいが、まだ動きはないので少し先の話と考えなければならない。

もしカルボプラチン+ゲムシタビン療法を受けてしてしまうと、その拡大治験には参加できなくなる。


現在の体調。

最近、全身の脱力感やダルさを感じやすくなった。

今朝方、ひどい寝汗。

しかし体力の消耗は思った程ではない。

食事はそこそこ摂れているし、便通は問題ない。

ただし、咳が続くとかなりヤバい。

抑え込みを失敗すると多分、内臓が出てくる。

そんな気がする。


考えた。


個人的な希望的観測では、オプジーボは時間が掛かったとしても、6月中には使えるようになると踏んでいる。


とすると、それまでの間、現在残された体力、体調をなるべく維持する方向で選択すればいい。


もし治療を開始しなければ、体力、体調は今がピーク。

寝汗が頻回になり、咳が増え、食欲や気力が低下してくると、1週間も経たずに危険ゾーンに達する。


今度の抗がん剤治療は計画では3クールから。

この3クールが終わるのが6月下旬。

シスプラチン+ペメトレキセドに比べれば期待感は薄いものの、効果があれば6月まで保たせることができる。

そうするとこの時点で、オプジーボへ切り替えるのか、カルボプラチン+ゲムシタビン療法を継続するのかという検討をすれば良いのだ。





結局、予定通りの抗がん剤治療を受けることにした。