抗がん剤投与を4クール実施した後、現在は保険医療機関における治療を休止している。
抗がん剤治療は一定の成果を挙げてくれたが、目的はあくまでもがん細胞の増殖を抑え込むこと。
抗がん剤の副作用によるダメージを考えると、最善手とは考えられない。
今後、症状が悪化したとしても、基本的には抗がん剤に頼りたくない。
そこで、漢方薬。
抗がん剤投与の副作用を緩和したいというのが、利用の切っ掛けだった。
ただし市販品ではなく、漢方薬剤師との個別相談を経て処方されるものに限る。
副作用の軽減をメインテーマに据え、これに併せて血行促進、消化器系の回復を目的とした処方を受け、第1クールの退院翌日から服用を開始。
効果を実感しながら継続し、第4クール退院の日を安心して迎えることができた。
その実績があったので、現在はがん対策をメインテーマとした処方にシフトして継続している。
参考までに現在の処方は、
①白花蛇舌草エキス(免疫低下)
②十全大補湯(貧血、虚弱)
③桂枝茯苓丸料加薏苡仁(血行不良)
煎じ薬と粉薬との両方で処方して貰っている。
過去には
④六君子湯(食欲不振、胃痛)
⑤乾姜人参半夏丸(浮腫、吐気)
⑥小半夏加茯苓湯(浮腫、吐気)
⑦五苓散(浮腫、吐気)
なども処方されていた。
症状が同じでも、患者の体調に拠って⑤~⑦の様に処方が変わる。
その辺りの匙加減は漢方薬剤師が決めてくれるので、自分で選択を悩む必要はない。
処方を受けるためには、相談に1時間弱、調合に30分強の時間が必要となる。
価格は薬局に依って違いはあると思うが、利用しているところでは一日当り600円弱掛かる。