過去記事にも書いたが、抗がん剤が体内に永く留まっていれば、それだけ副作用を長引かせることになる。
ここで、復習。
体内の不要な成分の排出経路は…
便……75%
尿……20%
汗……3%
髪……1%
爪……1%
利尿剤の点滴を使っても、血管→腎臓→尿ルートを通って排出される抗がん剤は想像するに15%にも満たないだろう。
そうすると残りの80%強の抗がん剤は、血管から組織や他の臓器に一旦入り、ほぼ便ルートを通って排出されることになる。
便を出すには、その材料が必要。
だから、食べるの大事。
だけど吐き気があるので、食欲がなくなる。
食べたくなくなる。
そこで、漢方相談で処方を作れる薬局で、自分の体質に合わせた吐き気止めと食欲増進成分の入った漢方薬を入手して使っている。
価格は参考までに、一日当り600円弱で一日分から購入できる。
また薬の形態も、煎じ薬(ティーバッグ)、丸薬、粉末状などシーンに合わせて選択できる。
なお病室に持ち込むときには、他の保険調剤薬と一緒に、隠さずに申告している。
薬剤師が抗がん剤だけでなく、吐き気止めや利尿剤などの効き目に悪影響が出ないか飲み合わせのチェックしてくれる。(…多分、そのはず)