空気中の電波を集めてiPhoneを充電
Nikola Labsが実用化に至ったのは、何と空気を用いた充電方法です。空気とは言っても、空気中に含まれる元素成分などを取り入れるものではなく、なんとiPhoneから発される無線電波を用いたものです。
iPhoneから通信を行う際、端末からは「携帯通信信号(=電波エネルギー)」が発せられていますが、そのうち実際に使用される電波エネルギー量は10%に過ぎないという実情があります。Nikola Labsはこの部分に目をつけ、無駄になっている90%余りの電波エネルギーを再利用できないかと考えました。そして、研究の結果、電波エネルギーを特殊なアンテナ装置を用いて再回収し、電気に変えることに成功したのです。
同社はこの技術をiPhoneケースに応用し、約30%のバッテリー持続時間の延長に成功しました。開発に成功したiPhoneケースは、今後1ヶ月以内に、クラウドファンディング「KickStarter」に出品予定で、金額は99ドル(約11,880円)、今のところiPhone6のみが対応予定となっています。
活気的(^_-)-☆