我々の体についた脂肪のほとんどは、息を吐くときに一緒に吐き出されていることが判明。(オーストラリア研究)
人間は炭水化物やタンパク質を摂取した時、その一部を脂肪という形で体内に温存する。ここでいう脂肪とは「トリアシルグリセロール(トリグリセリド)」であり、炭素・水素・酸素のたった三つの元素から構成されている。
良く「脂肪を燃やす」というが、この「燃やす」という言葉はトリアシルグリセロールの酸化により、その構成する物質を分解する行為の事を指す。その際、副産物として生成されるのが二酸化炭素と水である。
10キロの脂肪を燃やすには、酸化に必要なおよそ29キロの酸素を吸い込まなければならない。その結果として生成されるのは28キロの二酸化炭素と11キロの水です。
脂肪燃焼の計算を行った結果、脂肪がエネルギーへと変換された後、およそ84%が二酸化炭素として肺を通り口から排出され、16%が水として排出されている事を突き止めた。
結論➡︎ 脂肪燃焼で大事なのは「炭水化物摂取量を減らす」、もしくは、「二酸化炭素の排出量を増やす」という事だ。
@オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の研究チームより