マイティ・ハート / 愛と絆
≪公開時コピー≫世界中があきらめても、
彼女は愛する人を待ち続けた。
生まれてくる新しい命と共に…。
製作国:アメリカ
製作年:2007年
公開年:2007年
【監督】 マイケル・ウィンターボトム
【製作】 ブラッド・ピット
デデ・ガードナー
アンドリュー・イートン
【出演】 アンジェリーナ・ジョリー (マリアンヌ・パール)
ダン・ファターマン (ダニエル・パール)
アーチー・パンジャビ (アスラ・ノマニ)
イルファン・カーン (キャプテン)
ウィル・パットン (ランダル・ベネット)
デニス・オヘア (ジョン・バッシー)
アドナン・シディキ (ドースト・アリアニ)
ゲイリー・ウィルメス (スティーヴ・レヴァイン)
【Zero的評価】 50円
【リピート率】 ★
【見所】 マリアンヌのタフさ
【鑑賞本数】 年間:19作目 通算:460作目
【 感 想 】
戦争・紛争映画がたまっているので、いっそひと思いに祭りにしてしまえと「マイティ・ハート」を手にしたが、社会派ドラマだった。実話を元にした作品ということで、丁寧に再現されているのはわかるが、いかんせん社会派ドラマとの相性が最悪な自分にはきつかった。
決して、ドンパチものが大好物だというわけではないが、政治的しがらみや、世界情勢をセリフの長回しでやられても頭にさっぱり入ってきません。いい年してえばっていうことじゃないが、「政治は大人に任せた!」と、多分に思っているのも一因。こりゃ字幕で見る映画じゃないなと。何故か社会派ドラマを見ていると名前と顔と立場の判別がつかなくて、余計に話が見えなくなるという自分勝手な事情はさておき。
これはアンジーじゃないほうが良かったかもしれない。アンジェリーナ・ジョリー自身UNHCR親善大使という立場もあるし、マリアンヌ・パールの手記に共感して「やるなら私」と思った心は悪くないし、マリアンヌの強さと気丈さを、アンジーはとても上手に表現していた。
妻であり、ジャーナリストでもあるマリアンヌのタフさ、被害者からもジャーナリストとしてのシフトチェンジ「女だ」としみじみと思った。そういう多面性は人間が持ち合わせているものだから、別にいいんだけど、したたかすぎてついていけない。
事実を忠実に再現しようとした努力は伺える。実際に事件が起こったカラチ、イスラマバードなどで撮影したというだけあって、リアルさは生々しいぐらい。でも、マリアンヌから見た事実で、そこに製作・脚本・演出といったフィルターは何重にもかかっているわけで、そうなるともう事実とはえらくかけはなれちゃって嘘になっちゃう。製作チームにキャストが頑張れば頑張るほど白々しくなると感じた。
理不尽としかいいようのなに誘拐事件をドキュメンタリー風に仕立てられるとチャンネルがあわせづらい。自分の理解能力のなさが一番の問題ではあるが。
