ワールド・トレード・センター | ZeroCinema

ワールド・トレード・センター

ワールドトレードセンター      ≪公開時コピー≫
     勇気そして生還――
     これは、真実の物語。


       製作国:アメリカ
       製作年:2006年
       公開年:2006年

 【監督】   オリヴァー・ストーン

 【製作】   マイケル・シャンバーグ
         ステイシー・シェア
         モリッツ・ボーマン
         オリヴァー・ストーン
         デブラ・ヒル

 【出演】   ニコラス・ケイジ (ジョン・マクローリン)
         マイケル・ペーニャ (ウィル・ヒメノ)
         マギー・ギレンホール (アリソン・ヒメノ)
         マリア・ベロ (ドナ・マクローリン)
         スティーヴン・ドーフ (スコット・ストラウス)
         ジェイ・ヘルナンデス (ドミニク・ペズーロ)
         マイケル・シャノン
         ニック・ダミチ
         ダニー・ヌッチ
         フランク・ホエーリー
         トム・ライト
         ドナ・マーフィ
         アルマンド・リスコ

 【Zero的評価】 200円

 【リピート率】  ★★

 【見所】   安否をおもんぱかる家族たち

 【鑑賞本数】  年間:37作目  通算:438作目


 【 感 想 】

 実話に基づいている「ワールド・トレード・センター」。勝手に「アメリカは被害者」色が強いと思っていたが、監督がオリヴァー・ストーンだから、そんなわけはない。と、えらい肩透かしを食った作品。

 WTCに旅客機が突っ込んだ映像は本当に衝撃的だった。「あれ、そんな映画やってた?」と素で思ったぐらい信じられなかった。現地ではもっと信じられなかっただろうし、家族の安否を心配して何もできなかっただろう。そういう意味では前半の家族のところへ安否を伝えるシーンは生々しかった。

 奇跡の生還といわれる二人の警官の話。実話に基づいているから致し方ないが、ニコラス・ケイジ演じるマクローリンらが「絶対助けは来るからあきらめちゃダメだ。」と仲間に声をかけ続けて救出されるまでの映像がムダに長い。それはさておき。

 消防士や警察官は人命救助のために大わらわだっただろう。そこには嘘はないはずだけど、再現にすると嘘っぽくなってしまう。9.11事件自体は忘れてはいけないことなんだけど、忘れないために映画にするというアプローチがせこいと思った。

 9.11事件が起こった時、いつもと変わらない一日を迎えるはずで、それが、まさかの…と時間が経った今だから振り返られるけど、当時は人命救助が最優先だったのは想像できる。

 助けたい気持ちと、助けられるスキルがあるかは別モノで、人の心理として、警察官の矜持として助けたいのは分かるけど、行くべきではなかった。二次災害起こして、落とさなくていい命を落としている。生還できたから映画になったようなもので、決して美談で語られるモノではないと思う。見捨てろとは言わないが、生還できなかった警官の家族に思いを馳せるとひどく残酷な映画だ。

 「ブラック・ホークダウン」でも「仲間を見捨てないアメリカ人」像が描かれていたけど、根本的に何かを間違えている気がする。そもそも…という点はスルーで、「仲間を見捨てない」もあったもんじゃないだろう。



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