スカイ・クロラ The Sky Crawlers
≪公開時コピー≫もう一度、生まれてきたいと思う?
製作国:日本
製作年:2008年
公開年:2008年
【監督】 押井守
【出演】 菊地凛子 (草薙水素)
加瀬亮 (函南優一)
谷原章介 (土岐野尚文)
山口愛 (草薙瑞季)
平川大輔 (湯田川亜伊豆・合原)
竹若拓磨 (篠田虚雪)
麦人 (山極麦朗)
大塚芳忠 (本田)
安藤麻吹 (フーコ)
兵藤まこ (クスミ)
下野紘 (パイロット)
藤田圭宣 (パイロット)
長谷川歩 (パイロット)
杉山大 (パイロット)
水沢史絵 (娼婦)
渡辺智美 (娼婦)
望月健一 (警備員)
西尾由佳理 (バスガイド)
ひし美ゆり子 (ユリ)
竹中直人 (マスター)
榊原良子 (笹倉永久)
栗山千明 (三ツ矢碧)
【Zero的評価】 1800円
【リピート率】 ★★★★★
【見所】 オープニングのダムに向かう戦闘機と、ダンスシーン。
【鑑賞本数】 年間:34作目 通算:435作目
【 感 想 】
原作が好きすぎて映像化は正直、ビミョーな感じだったんだけど、押井守が監督で、音楽は川井憲次だからと不安と期待が半々。
自分の中のイメージとのズレがあって、「うーん・・・?」と思うところはあったし、物足りなさも山ほどあるけど、よくぞここまでやってくれた。さすが押井守と素直に思った。
草薙はもっと少年っぽいイメージだから、おかっぱ頭は違和感があったし、笹倉が女性になっていたのもちょっと。笹倉と草薙の関係が、もっとドライなパイロットと整備士という立場は違えども同じ「飛行機ばか」という共通点を持つ関係の印象があっただけに、キルドレの母親めいた立ち位置がビミョーと感じた。
ティーチャーを父としてキルドレと、大人と子供という位置づけにした漢字があって、そこは一番なじめなかった。草薙らキルドレが永遠の子供で、その反対にある大人はフーコら娼婦であったり、映画には出てこないけど甲斐ら本部の人間だから。ティーチャーを父とし、笹倉をマザーと位置づけると解釈がそれてしまう印象。
それ以外はもう本当に良くぞ!ということだらけで、相対的にはプラス。大空を舞う飛行機と、川井憲次の音楽からはじまって、続く戦闘のシーンは圧巻。あそこだけ無限ループで見たいぐらいのできばえ。
世界観が独特で、永遠に生き続ける子供という設定が分かりづらいとは思う。原作をいいだけ読み倒している自分ですら、原作を6割も理解していない自信がある。
未成年の喫煙シーンや、人殺しが合法的に認められている「ショーとしての戦争」、なぜ、永遠に子供の姿で生き続けるという設定である必要があるかなど、問題はあるけど、うわべの事柄にとらわれすぎていて、本質を見失っているんじゃないかと思う。
映画「スカイ・クロラ」の根底にあるのは、愛の話と、生きることの息苦しさだと思う。キルドレ達は死を恐れていないわけではなく、飛行機に乗ることで、精一杯生きようとしていると思う。
