~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ -7ページ目

~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

選抜クラスの小宮です。

 

先日、音響監督の方を講師にお招きし、その方が実際に担当されたアニメ作品を題材とした、特別レッスンが行われました。

 

まずはアニメ1話分のアフレコからです。キャスティングを変えながら3回繰り返し、その後に全体向けの講評をいただきました。

そこでいただいたのは、「それなりにキャラに合ってるし尺も合ってる。けどそれだけじゃダメ。惹きつける芝居にしないと」というお言葉でした。日頃から森川さんにも『観客を惹きつける芝居』を求められていますが、プロの最前線に立つ方から改めて直接ご指摘いただき、自分の甘さを痛感させられました。

 

その後は、台本から男性どうし・女性どうしの2種類の掛け合いシーンを抜き出し、ペアを組んで講師の前で発表していきました。

私は「自分なりの工夫を出そう」と意気込み、相手と相談しつつ動きやキャラクター同士の距離感を意識して、喋り方を工夫して臨みました。しかし、発表後にいただいたのは厳しいご指摘でした。

「相手と会話できてない。自分のやりたい芝居をやってるだけ。台本や画面じゃなくて、向かうべきは隣にいる人でしょ?」

 

個性を出そうとするあまり、一番大切な『会話』を置き去りにしてしまっていたのです。キャラクターや動きを表現するための工夫と、相手と会話することのバランスの難しさを改めて痛感しました。特に私は、自分なりの工夫に偏りすぎるきらいがあります。理想的には、会話に集中しているだけで自然と個性が出てくる状態を目指すべきで、それこそが『観客を惹きつける』ためのアプローチの一つなのだと気づかされました。

 

ご指摘を受けた後、残り時間でセリフを暗記し、キャラクターや場面設定を意識せず、『会話する』ことだけに集中して、ペアの相手と練習を繰り返しました。その甲斐あって、絵やセリフを追っているだけでは出てこなかった反応や言い方に、少しだけ近づけた気がします。

 

最後には講師から、「このキャラでこういう場面ならこういう喋り方、という『型』を真似しても、同じ『型』を持つプロには勝てない。自分だけの新しい『型』を作っていくために、色んな作品を見て、色んな人と話して視野を広げること」「レッスン中に『正解』を当てに行っても意味ない。間違ってもいい、怒られたら直せばいいんだから、よくあるイメージとは違うアプローチを持ってきなさい」とのお言葉をいただきました。

 

私は落語が好きで、同じ物語を違う噺家さんが全く違うアプローチで演じているのを聞き比べることが好きです。芝居も同じで、自分ならではのアプローチを模索する面白さがあるのだと感じました。

今後はさらに、様々な人と出会ってインプットを増やし、様々なやり方のアウトプットに挑戦していこうと決心しました。もちろん、相手とちゃんと『会話する』ことも忘れずに意識して、これからも頑張ってまいります。

 

選抜クラス 小宮