12.1 | SHAKE あまねのブログ

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どうも。

12月に入りました。

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数年前にある人と出会った。

当時働いていた職場に
ある人が来るから起きてる様に言われた。
わざわざお偉いさんから。 
でも、ぼくはその時間に寝ないと
今日のスケジュール見ると 
寝る時間が全く無いのです。
で、ぼくはお偉いさんに問いました。 

「ある人ってどなたですか?」 
「お茶の先生」 
「はい?」 
「お前ずーっと咳してうるさいから頼み込んで呼んだ」 
「いや、、お茶で咳が治るんだったら医者いらないんじゃ、、、」 
「お茶は薬草だぞ、お前純文学とか古文とか読むくせに知らないのか」 
「はぁ。薬草とは聞いたことがあるような無いような・・・」 
「いいから会え。ちゃんと頭下げて礼儀正しくしろよ」 
「はい・・・」 

つか、貴重な時間にお茶って。 
寝たいのに。 
婆さんと会っても話かみ合うのかなぁ。 
病み上がりだし堅苦しいのは正直勘弁だったんだけど 
そう思いながらソファで寝てしまったんですよ。 
ついね。つい。 
で、すげえいいとこで職場のスタッフの声が夢と現実の狭間に入ってきて 
最悪な目覚めで身体を起こしたわけです。

「見えました。奥の和室でお待ちです」 

和室なんて滅多に通さないんだけど 
よっぽどだなぁと思いながら向かいました。 
ドアが二重になっているからノックしてから入る。

すると
和室の入り口の前にブーツがある。
今時の女の子が履きそうなやつ。
まさかだよなとか思いながら和室入ったら 

何この大和撫子 

すげー顔小さいし目がパッチリしてて
とても清楚なのよ。 
てっきり口うるさいババア(全国のお年寄りの皆様すいません)が 
出て来ると思ってたから、思いっきり面喰らって。
なんか緊張しちゃってどうしよって。
うろうろしてたら 

「座って下さい」 
「あ、はい、すいません」 
促されてなんか高そうな箱からそれらしき道具を出して 
シャコシャコ音立ててお茶立ててるのね。 
なんかそれ見てたら、滅茶苦茶可愛く見えてきて
緊張で無言。
ずーっと無言。 

シャコシャコ。 
シャコシャコ。 
シャコシャコ。 
シャコシャコ。 

だんだん目が回ってきて 
目の前に茶碗を回されて置かれました。

「回してお飲み下さい」 
「こうですよね」 
「こうです」 
「こうですか?」 
「こうです!」 
「三回ですよね?」 
「二回です」 
「三回って聞いたような・・・」 
「二回です」 
「あれ、でもなんか三回とか・・・」 
「三回は飲む時に三口半なのでそれと混合されてるのでは?」 
「あぁ、はい、多分、それ、、、です」 
「お飲み下さい」 
「あ、はい。頂きます。こうですよね」 
「あ!危ない!危ない!」 
「ええっ?」 
「危ない危ない!」 
「こうです!持ち方!!」 
「・・・はい」 

うっせーな、、、コイツ、、、。 
黙ってれば美人なのに。
大体何だよこれ。 
青汁並に緑だぞこれ。 
すげえ濃いんじゃねーのかこれ。 
なんか茶碗でけーし。 
これ米食う茶碗だろ。 
これを三口半ってマジかよ・・・ 

「どうぞ、お飲み下さい。冷めてしまうので」 

つか、何でピアスしてんだよ、、、いいのそれ? 
高そうな時計してるし、ビューラーでまつ毛グァーと上がってるし。 
本当、顔小せぇなコイツ。 
いくつだよ・・・ 

「頂きます」 

にがっ!!!!! 
ちょwww待ってwwwあと二回半でこれ全部飲めとかマジで無理wwww 

「苦いですか?」 
「えっ、あ、、はい少し・・・(少し所じゃねーけど) 
「この和菓子とご一緒にどうぞ」 

そう言うの早く言ってよ。
絶対忘れてただろ。
それか、ぼくの反応見るのが目的だっただろ。 

和菓子を口に入れてその味が消えないうちに 
残り二口半で全部飲みました。

「ありがとうございます。ご馳走様です」 
「回して戻してください」 
「こうでしたっけ?」 
「こうです!」 
「・・・すいません」 
「いいえ」 

すげー疲れるこの子。

「あのー、なんか、やっぱ流派みたいなのあるんですよね」 
「ありますけど」 
「ちなみに、、」 
「裏千家です」 
「千利休の人でしたっけ」 
「そうです。それでは失礼致します」 
「あ、はい。ありがとうございました」 
「もっと自分の身体を大事にして下さい」 
「はい、、、心掛けます・・」 

つか、絶対年下だよなコイツ。 

「次お飲みになる時はもっと飲みやすくなってると思います」 
「え、次も来て頂けるんですか?」 
「それでは失礼致します」 

・・・話聞けよ。 
ブーツの音コツコツうるせーし。 
裏口まで見送ってどっと疲れが出た。 
そこに、スタッフ登場。

「どうでした?」 
「見てわかるでしょ…つか、あの子いくつ?」 
「ええと、たしか二十歳そこそこだった筈です」 
「うわぁ。。。まじだ」 
「許状も相当得ていて資格も凄いですよ」 
「・・・ってか、なんでそんな人があんな格好してんの?」 
「こんな頭してる人に言われたくないと思いますよ彼女も」 
「だよね・・・」 
「なんか凄い疲れたんだけど。もう今日帰っていい?」 
「駄目です」 
「だよね」 
「はい」 



こんなやり取りがありました。
懐かしい。

お茶も習いたいな。


感謝