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 兵庫県宝塚市の民家が放火され、家族3人が死傷した事件で、殺人容疑などで逮捕・送検されたこの家の長女(15)と同級生の少女(14)が、長女宅で飼っていた愛犬を、放火後に中学の後輩の女子生徒に預けていたとみられることが、県警への取材で分かった。長女は「(犬を)かわいいと思っていたので、助けようと思った」と話しているという。

 県警によると、犬は生後3~4カ月の雑種の雌で、「みき」と名付けられていた。重体になっている義父(39)が2カ月前に連れてきたという。放火した後に犬を連れて逃げ、2人の共通の友人である後輩に預け、第2現場の少女宅へ向かったとみられる。

 後輩は火事のあった9日に犬を中学校に連れて行き、中学校が12日に県動物愛護センターに引き渡したという。

 2人は神戸少年鑑別所に拘置されているが、県警によると2人とも健康面の心配はなく、調べに淡々と応じている。弁護士や少女の両親が差し入れた少女マンガや音楽雑誌、小説を読むなどして過ごしているという。

 一方、神戸地裁は19日、2人の10日間の拘置延長を認める決定をした。拘置期限は29日。【山衛守剛】

最終更新:7月19日22時28分