■バクテリアの一種
バクテリアは生物圏とされているほぼ全ての環境に分布する。通常の土壌や湖沼はもちろん、上空8000mまでの大気圏、熱水鉱床、水深11000m以上の海底、南極の氷床などといった、我々には生育困難な環境からも生育ないし存在が確認されている。
■抗がん剤のマイトマイシン
マイトマイシンは、1955年北里研究所の秦藤樹ら[1]によって発見されたStreptomyces caespitosusの培養濾液から得られる一群の抗腫瘍性抗生物質である。
■化石化した放散虫の写真
放散虫は原生生物の一群である。主として海のプランクトンとして出現する単細胞生物で、珪酸質などからなる骨格を持ち、そのため微化石としても発見される
■マジックテープの断面
マジックテープは、スイスのジョルジュ・デ・メストラル氏が1941年にアルプスを登山したとき、自分の服や愛犬に貼り付いた野生ゴボウの実にヒントを得て作られたもの。アメリカ陸軍やNASAの服にも採用されている。
■ヒトの舌の表面の細菌
人の舌は、口の中にある器官。脊椎動物の舌は、筋肉でできた突起物である。
■ヒトの精子
人の精巣で１日に作られる精子の数は5000万～1億程である。精巣で作られた精子は精巣上体（副睾丸）に運び出され成熟して射精を待つ。精巣上体では、最大10億程の精子が貯蔵できると考えられている。射精１回あたりの精液が含む精子数は個人差や体調面でのぶれも大きいが、通常1億～4億程である。ヒトの場合は精原細胞から70日間をかけ分化し、精子となる。精子の寿命は通常空間ではほとんどの場合、数時間程度で死滅するが、頸管内や子宮内、卵管内などでは精子に蓄えられているエネルギーにより、数日程度の生存が可能である。
■ヒトのまつげ
まつげには埃などの異物が目の中に入るのを防ぐ役割があり、上側がより発達するのもこの機能に関連していると思われる。また、ネコやネズミの髭の機能と同じように、接触をとても敏感に感知する機能があり、反射的に眼瞼を閉じるなどの行動に直結している。これは眼球を守るのに役立つ。
■パンティ・ストッキング
1963年、アメリカで世界で初めてのパンティストッキングが開発され発売された。このパンティストッキングは全米の女性の間で大ブームとなったものの、日本では輸入品だったため希少かつ高価で当時は庶民に広まらなかった。
■ハウスダスト
ハウスダストは、室内塵のことで、アレルギーを引き起こすいくつかのアレルゲンが混合したもの。ペットなどの動物やヒトの皮屑（フケ）、カビ、ダニ、および細菌などが混ざったもの。
アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルゲンとして主なものである。
■ドイツスズラン
■タバコの紙
■クモ
■カーボン
炭あるいは燃料が不完全燃焼を起こして生じるスス。
■いちご
■ミジンコ
ミジンコはDNAのサイズは約2億塩基対と小さいのに、たんぱく質を作る遺伝子は少なくとも約3万900個と、これまでゲノムが解読された動物の中で最も多いことが判明している。東京薬科大学やアメリカインディアナ州立大学などの研究によれば、ミジンコの遺伝子は3万1000個以上にのぼり、ヒトよりも8000個も多い。
以下注意（昆虫）
■ハエ
ハエの成虫の多くはエネルギー源として花の蜜や果物、アブラムシの排泄物（甘露）などから糖分を摂取するが、卵巣や精巣の成熟のための蛋白源として、ヒトや家畜の涙・唾液・傷口からの浸出液といった体液、死肉・動物の糞・腐敗植物質といった動植物の死骸、花粉などからも摂取する
ハエは病原体による汚染を引き起こす可能性が高い。
病原性大腸菌O157やトリインフルエンザウイルスといった感染症病原体がハエによって媒介されていることを強く示唆する研究結果が公表されている。
また人に寄生するタイプも存在し、幼虫が傷口や皮膚潰瘍部に寄生する皮膚ハエ症、耳道に寄生する耳ハエ症、幼虫を食物とともに誤飲、あるいは肛門から幼虫が入り込むことによって消化管粘膜が刺激されて腹痛を起こす消化器ハエ症などがある。
■うじ虫
うじには傷の消毒効果がある。
けが人にとってその感触は極めて不快であることだが、傷口にわいたウジは膿や腐敗した部分を食べることで傷口が清潔になり、むしろ傷の状態がよくなったり、患部を含めた周辺部位まで至る切断や切除を免れる場合がある。第1次大戦中、既に傷口にウジが発生した兵士の生存率が突出して高い事には注目が集まっていたと言う。
また、ウジは正常な組織や生きている組織を食べることはない上に、殺菌効果のある分泌液を出しながら腐敗した細胞や壊死細胞のみを食べるので、感染症の予防効果がある。また、分泌液は肉芽細胞や毛細血管の再生を促進させる働きもある。
そのため、このことを潰瘍や末期の糖尿病における四肢の壊疽などの治療に積極的に利用する治療法（マゴットセラピー）がある。ただし、もちろんこれは専門医の指導のもと医療用に繁殖させた無菌ウジを使った場合に限る。言うまでもなく、外科治療に関する医学的な知識がないものがウジを用いた治療を試みるべきではない。
■クロアリ
一般認識としてハチとアリは区別されているが、実際にはスズメバチやベッコウバチに近縁なグループで、アリ科の動物は全てハチそのものである。スズメバチから見ても、同じハチとして認識されているミツバチよりアリ類の方が近縁である。なお、シロアリは大きさや集団生活をすることなどがアリに似るが、アリとは全く別の仲間の昆虫である。
■シロアリ
アリがハチ目の昆虫であるのに対し、シロアリは朽木などの植物遺体を食べるゴキブリのなかから社会性を著しく発達させた系統の昆虫である。不完全変態のため、幼虫は成虫とほぼ同じ姿である。
社会の仕組みについて、アリは雌中心で女王と不妊の雌である働きアリ（職アリ）で構成され、雄アリは一時的にしか生じないのに対し、シロアリでは生殖虫（女王・王）、働きアリ（偽職アリ）、兵アリ（兵隊アリ）などの階級それぞれに雌雄が含まれている。
ちなみに、アリはシロアリにとって最も恐ろしい天敵の一つでもある。熱帯ではシロアリを主たる獲物としているアリも少なくない。日本ではオオハリアリなどがシロアリを捕食することが知られている。
■ダニ
■てんとう虫
■ハエトリグモ
■ミツバチ
■スズメバチ
■蚊
■蛾
■クマムシ
地球最強の生物といわれるクマムシ
熱帯から極地方、超深海底から高山、温泉の中まで、海洋・陸水・陸上のほとんどありとあらゆる環境に生息する。
水が無くても120年生き、摂氏200℃の高温から、ほぼ絶対零度（0.0075ケルビン）の極低温まで耐え、
宇宙の真空にも耐え、75,000気圧の高圧にも耐え、極度の乾燥状態にも耐え、
57万レントゲンの高線量の放射線にも耐える。（ヒトの致死線量は500レントゲン）
大量の放射能を浴びてDNAが損傷した場合には、これを修復することもできる。
耐える時は体の形態を変化させます。この状態は簡単に言うと仮死状態と言ってもいいでしょう。
体の活動を全停止して、一時的に「死ぬ」のです。水を与えると再び動き出します。
2007年には宇宙空間にクマムシを打ち上げる実験も行われた。
宇宙空間では、宇宙線や太陽光を直接浴び、すべてのクマムシが温度差の激しい真空の宇宙空間にさらされ続けた。
宇宙線だけを浴びたクマムシたちは、地球に戻ると復活し、宇宙線を浴びていないクマムシと同様のペースで繁殖した。
太陽光も浴びたクマムシたちが蘇る確率はそれより低かったが、一部が生き残っただけでも驚くべきことだと、Rettberg氏のチームは『Current Biology』誌の9月9日号に発表した論文で述べている。
論文によると、この無脊椎動物たちが宇宙空間でどのように身を守ったかは「謎のまま」だという。Rettberg氏の次なる課題は、このような働きをつかさどる遺伝子を特定することだ。人間のDNA修復に関する理解と向上を進める最初の一歩になることだろう。
■クマムシ（第二形態）
■クマムシ（第三形態）
■クマムシ（第四形態）
■クマムシ（第五形態）
■吸血昆虫
■蟻
■ダニ
くらべる図鑑
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