のまネコ問題と権利感覚。 | もころぐ。

のまネコ問題と権利感覚。

のまネコ問題、話題やね。

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のまネコに限ったことやないんやけど、
例えば何か、これは社会的に許されないのだ、と思った時に
不買運動やったり、
抗議のメールや電話や手紙を出したり、
皆しよるじゃないですか。


モコは新しい時代におるなぁってよく思います。


W杯の偏向報道の抗議に海岸掃除してみたり、
中国に友情押し売りでエロ画像張ってみたり、
ウトロ地区と人権擁護委員会のことで国連や外務省にメールしたり、
人権擁護保護法案へ反対するために議員にFAXしてみたり、
外国向けに英語サイト作って第二次大戦の日本がしたことしてないことを訴えようとか、
今回のことでも、足りない知識を文化庁へ電話する勇気で補ったりね。


2chの抗議っていうのは
田代砲とかでやりすぎたり、口調が悪かったり、笑いに走ったりしてね。
気持ちが先走っちゃって。
ゴネと抗議の線引きって言うのも難しいよね。

一方で田代砲(サーバへ高負荷を与えるスクリプト)使用は犯罪だから自粛しよう、とか。
外部掲示板への呼びかけは口調に注意しろ、とか。
自制する気持ちも働いたり。


団体としてのまとまりは全然ないし、
目標が達せられてもなーんもお金になるわけでもなし、
挙句お互い匿名で顔も見えない、知らない人同士でね、
それでも「これはおかしい」と思ったら動いてしまう2chでの

自然発生的なこういう活動てどこの国にもない、変で不思議な市民運動と思う。


やりすぎることもあるけどね、
そこら辺の中高生とか、社会人とかが、
(ニートや引きこもりも多いかもしれんけどね)
色々な政治や社会の問題に対してね、泣き寝入りするのではなく
自分の権利意識に従って、それを守るために動こう】っていう権利感覚を持ったというのは
2chを利用している一部の人たちの事であったとしても
意味のあることなんやないやろか。



これまでの世代、モコの親の世代は、
政治・外交・社会に何か問題があると思っても、
せいぜいTVに向かって文句たれるのが精一杯やった世代と思う。
たまにある選挙で多少与野党が動くことはあってもそれだけで、
抗議活動とか、市民活動なんていうのは右翼か左翼のすることで、
(学生運動にハマった人のその後とか赤軍のこととかもあるし)
暴力的なイメージで普通の人がするモンじゃないと思ってたと思う。


自分が政治家にメール出すとか、
国連にメール出すとか考えてみたこともないんやない?


モコ大学におる時にNPO法が出来てね、講義でやった覚えがあるンやけどね。
在学当時、民主主義の議論では
【ラディカルデモクラシー(根元からの民主主義)】論、というのがブームやったん。
今でもそうかもしれんけど。
政府に何でも任せるんじゃなくて、市民が自発的に頑張らないかん、見たいな。
そういう世の中になりつつある、っていう。

外国のNGOやNPOには素晴らしい成果を上げているものも多くて、
そういう動きを日本でも促進するためにNPO法ができたんね。
でも、そういうのあんまり機能してないと思うンよね、日本では。
ていうか日本人にあわんって言うか。


日本人は戦争に負けて人権を【与えられた】から
正しい人権意識が根付いてないって大学の時教授がよくいいよった。
日本では人権は【与えられるもの】で誰かに【守られてるもの】だ、って。
でも人権は【勝ち取るもの】で自分で【守るもの】なんよって。


NPOとかはまぁそういう為にあるんやろうけどさ、

胡散臭いやん?正直。

もちろんいいことしよる団体も一杯あると思う。
でも、親の世代のウヨサヨの色々とかもあるしね、団体っていいイメージないやん。
ある一定の目的意識を持った人たちの集まりでもあるしね、
違うこといったらハブられそうな、叩かれそうな感じもする。
寄付金詐欺とかもあるし、一部の人の利益の為に動いてる市民団体もあるやろ。
ピースボートとかめっちゃ怪しいし、グリーンピースとかやりすぎやん?


うちらは、人権はすごく大事なもので守らんといかんって習ってきたわけやけど、
アメリカみたいにやたら裁判するわけでもなし、
NPOやら市民団体はなーんか怪しいし、
抗議行動なんか普通の人はするもんじゃない=人に白い目で見られたくないし、
何より恥ずかしさでさ
そこいらの人が権利意識に基づいて行動するなんてありえんかったわけやん。


そこに2chっていう匿名性の高い掲示板があって、
 ―見過ごせない、何かしたい。
  でも一人でしたくない。でもでも周囲にはバレたくない。

ていうのと合致して。


それがウケや注目を狙ったものであれ
メールや電話やオフで実際に行動に出た人が居ること
それをGJと褒めてくれる人がいること
『やってみたら全然大したことない』ということを知ること
権利を守っているという体験や感覚ね、
これを普通の人が得ることってすごくすごく意味が大きいんやない?


2chは匿名性が高い分、ガセとか工作とかよくあるし、
はじめていく人は、やっぱあの独特の煽りあいみたいのに引くと思うし、
誹謗中傷とか差別バリバリの発言も多いし、
ていうかホント殆ど糞スレ駄レスばっかなんやけど。


それでもそんな2chに何かいいところがあるとしたら
それは電車男がいい話だとか、ドナー男とか、単発で2chにもいいところある、
ていうんじゃなくてさ。


マスメディアの扱いの度合いに関わらずね、
さまざまな問題がある中で、
【自分の権利意識に従って、それを守るために動こう】
ていう動きが繰り返されていること。

その中で少しずつ、どのように抗議すればいいのかを知っていってること、
どれは許されて、どの方法は許されないものか分別をつけ始めてること。
(法律を調べたりね、勉強するつもりはなくとも学んでいってる。)

最初から目的を持つ団体と違って
どういう考えの人であれ、
最低限のルール(人の住所晒さない、犯罪予告はしない、無意味なコピペ連投しない等など)を守る限り
基本的には締め出されないこと。
そこで議論できること。


そういうことなんやないかなぁって思う。
大げさかもしれんけど。


だってやっぱホント、
こういうことっていままで日本ではなかったんやない?
いつも必ず報われるわけじゃないし

まだまだ一部の人のことで、大人からみたらゴネの延長にしかみえないとしても。


教えられたわけでも、強要されたわけでもないのに

大人の思惑と全然違う形で、どこの国にもないような形で、

人権は【勝ち取るもの】で自分で【守るもの】と感じて行動する人が増え始めてることが、


そうしてそれを推進する役割を果たしていっているのが
人が立ち代わり入れ替わりする不定形で

もっぱら世間の批判の対象である2chであることが、

おもしろいとモコは思うんよ。

荒削りのとこもあるけど、これからどんどん変わっていく気がする。