今日は、「田起こし祭」を行いました。
岡崎市の山林は、ほとんどが針葉樹林なので、
あまり紅葉は見られませんが、ところどころに紅葉した紅葉が映える、
心地よい秋晴れでした。
昔からこの地で、田として地域の方々が稲作を行ってきた場所に
重機を入れて、土壌改良や排水性改善行い、景色が変わることになるので、
当然、地主さんだけでなく、地域の方々に不安を与えてしまします。
そこで、地元の神社さんに相談したところ、
建物を建てるなら地鎮祭、新しく開墾した田畑に作物を植えるなら開墾祭
というのがあるが、田を果樹園に変えるための儀式は、
聞いたことがないとのこと。
近隣の神官さんの間で議論いた結果、これは休んでいる田を起こし、
新たに果樹園として起耕するということで、田起こし祭が相応しいと、
土地の神々への報告と安全、豊作を祈願していただくことにしました。
災いを恐れるわけではなく、家族や地権者、地域の方々への説明と
理解と信頼を得られたことで、このような儀式を行うことができました。
神官さんに丁寧な説明と、丁寧な祭事を行って頂き、私の心の整理が付きました。