これからは多様なバックボーンを持つ人たちと対話をしなければならない時代がやってきます。そこで重要になるのが異文化コミュニケーション能力だといいます。この能力は、自分とは価値観も常識も信条もかけ離れている人たちと対話をしなければならない状況になったときに必要だそうです。そしてこの能力を育てるのに何が役立つかといえば、母語すなわち日本語とは異なる外国語を学んで、異質性とは何かを体得することだと言います。言語には文化が含まれます。外国語を勉強するのは、ひいては外国の文化を勉強することだというのです。だからこそ難しいし、だからこそ面白い。ちょうど私も昨年から、まだまだ勉強しているというのはおこがましいのですが、英語のほかにフランス語とドイツ語にも挑戦していたところでした。そしてこのタイミングでこの本を読んで、私ももう一度英語をきっかけにして、英語だけにとどまらずにその他の外国語にもどんどん挑戦してみたくなりました。