天然痘、ペスト、コレラ、結核など、歴史上、甚大な被害をもたらした感染症は枚挙にいとまがありません。これらの感染症のうちには、現代では症例が見られなくなっていて、もはや流行しているとは言えないものもあります。ですがそれが理由でこれらの感染症がもはや駆逐された過去の病気であるとは言えないのだと、感染症はとても恐ろしい病気なのだと思い知らされました。読んでいてとても怖くなりました。医学の専門的な説明のところでは、理解できなかったところも沢山ありましたが、感染症についての自分の視野を拡げることができてとても有益でした。