誤解ですって | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

仕事中


当たり前に踏切で止まりますと

線路の向こうにジィさんが立ってます


歩道がないその路肩で

ナニがしたいのかクルっと反転


羽生結弦のように

キレイに反転したかと思った次の瞬間


足がもつれて倒れるジィさん


もはや車道を塞ぐように倒れたので

起き上がるまで

踏切停止したままです


ジーっと見てると

上半身を起こし

荷物を集めるジィさん


こりゃ立てんな…

そう思い、近くにバスを進めます


実は…ってか、見たら分かると思いますが




運転席には窓がありますが

左側には何もなく

真横にとめてドアを開けないと

話もできません

なので、ドアを開け

この時点で駐停車違反


そして声掛け

「おっちゃん大丈夫?足捻ったんちゃう?」

「大丈夫…年は取りたくないのぉ」

「世界中の誰もが年はとるんや」

「情けないわぁ」

「それより立てんのやろ?手を貸したるわ」

その時、ふと気付きました


周りからの冷ややかな目…


ちゃ、ちゃうねん!

オレが跳ねたみたいになってない?



そう感じながらも

ジィさん起こすと

「スマンなぁ…乗せてくれるんか?」

「なんで?」

とは、言ったものの

このまま放置もできない


「これバスやからな、本来金要るんやけどな…」

と、落とした買い物袋と杖を集め


ジィさん乗っけます


なんか

拐ったみたいになってない?


「で、ドコ帰るんや?」

「ソコの交差点曲がったトコや

「さすがに曲がれんわ、その角でえーか?」


と言って

バスを停めました


バス停ちゃうしな!

運送法違反です


「これ以上コケなや」

と、降ろしたボクは

犯罪者と化しました