求められたけど助けませんでした | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

運転手交代のため

発着点の町役場にいた時でした



たまたま

知り合いがいたので

この通路のド真ん中で立ち話していると


「やめてー!イヤやって!」

と、有線放送並みの声がします


見ると、大男に抱えられたおバァさん


あーぁ、あんな抱え方したら痛いやろに


そんな事考えた数秒後


「イヤやー!助けてー!」

と、今度は女性に腕を引っ張られながら

暴れ倒してます


「危ない!コケるで!」

と、思わず手を出してしまったついでに

「おバァさん、子供さんの言う事聞かんと…子供さんですよね?」

「はい、トイレ行こうって借りに来たんですけど」

「ほら、おバァさん言う事聞かんと…ドコ行きたいん?」

「スイマセン…耳もダメで…」

「アンタ、助けてぇな!」



カオスですやん!


「まぁ、とりあえず座らせた方が…」


と、座ってもらったら

「ほら見てみ!だぁれも助けてくれん!」


ドッキリですか?


騒ぎに気付いて

役場の職員さんが出てきたので


仕事に戻り…

違う、立ち話に戻りました



自分の子供の事さえ分からなくなる…

そんな悲しい状況に…


涙ぐみそうだったので


いや、アレは全然関係ない詐欺師達だ


と、思うようにしました


…いや、それヤバいやろ!