ある日の最終バス
っても18時ですけど
一人しか乗ってなかったバスに
乗り込んできたのはミキちゃんです
「千円しかないねん」
「釣りか?えーで」
普通は立って待ってるモンですが
ソコはもはやヌシと化した彼女
ドッカと座って釣り銭待ってます
「はい、釣り…って足を閉じろ」
「ドコ見てんねん、ヤラしい」
「フツー見えてまうやろ」
「パンツ見たやろ!」
「見てないけど見せられても困るねん」
「困るなら見るなや」
「ってか、スカートだんだん短なってんちゃうか」
「あ、分かった?さすか変態」
「変態ではない!」
「ちゃうねん、足が毎日伸びてんねん」
「ほー…怪奇人形みたいやな」
そんな会話をした翌日
朝ってか昼前のバスに乗ってきた彼女
「おや、また遅刻かね?」
「うん」
「落第するで?オレみたいに」
「え?落第したん?なんで?アホやったん?」
「バイク乗ってばっかりで出席単位落としてん」
「ミキも出席日数危ない言われた」
「ほぉれ、落第してしまえ」
「なんでそんなん言うんよ💢」
そうこうしてるウチに
利用者さんが増えていき
気がついたら
彼女は
横になって爆睡かましてました
本気で落第するかも知れません
「」