現在、着々と建設が続く
紀南の避難高速道路
周参見〜串本間
出来上がった部分もあります

それを見た老犬は
少し驚きました
実は橋桁を
運搬中のトラックを何度か見てます
ソレを見た時にも少しアレ?
と、思ったのがその幅です
フツーこの桁幅だと
箱桁と呼ばれるのが一つなんですが


この細幅と呼ばれるタイプ
今はコチラが主流なんでしょうか?
そして外側はサビサビ
内側は白い塗装がされてました
実は昔は黒いコールタール系の塗装でした
しかし、発がん性物質が含まれているって事と、不具合が見つかりにくい
そして鋼床版と呼ばれる
アスファルト熱の伝導率が高い構造が
普及するに従って熱に強い
白い変性エポキシ系に代わっていってます
現場に運び込まれた箱桁は
鉄板を内外両側から挟み
ハイテンションボルトで
規定トルクで締め上げるんですが
その板の部分に塗料が付いてると
規定トルクが出なくなるので
そこは現場で塗装する事になります
で、
気になったのは
このコンクリートの橋脚部分

接合部分が橋脚からズレてます
昔は橋脚の上で
列車の連結部分のように隙間を空けてあったんです
これは鉄の伸縮や振動を吸収するため
道路を走ってると
タンタン!
と、通過するのが分かるハズです
明石大橋なんて
けっこう隙間も大きいので
バイクで走ってると下の海が丸見えです
ここは多分
陸と繋がる部分にしかないのでしょうね
そして今回めっちゃ気になったのは
この橋は
無塗装鋼板と呼ばれる
ある程度サビたら、それ以上腐らないって代物です
なので表面に塗ってあるのは
サビ予防の塗料ではなく
安定してサビさす
安定化処理の薬品です
なんで艶出てんや?
老犬がタクシー、バスに乗り始めてからも
技術は進歩してるんだと
実感いたしました
そして当たり前に走ってる道には
とんでもない技術と手間と金がかかってるという事です