少し長い前置きとなりますが
ココのコミュニティバスは
町がバスの車両と行き先標示を提供
残りのモノはウチの会社が装備してます
例えば降車ボタン、車内放送
あとタイヤや燃料も
会社負担で委託されてます
運営開始時に5台
途中から3台増やし
3台が使えなくなってます
複数車両が修理や整備に出ると
なんの装備もないフツーのバスを
使う事もあります
この時はそんなバスでした
やっと本題
なんと最終便の橋杭岩にて

ドアが開かないトラブル発生です

開かないといっても
少しだけ開けば、電動で開いてくれます
橋杭岩バス停で待ってたのは
若い外国人男性2名
ピーピー音がするだけで
開かないドアの前で立ち尽くす外国人
この車は運転席のドアが独立してるので

左側に周りこんで
20cmほど開けると
その隙間から乗ろうとする外国人様
「のーのー、いっつぁぶろーくん、じゃすともーめんと」
「アカンアカン、壊れとんねん、ちょっと待って」の意
「OK」
そうして運転席に戻り
ドア全開に開けたら
「おっけぃ、ぷりーずらいどいん」
「えーで、乗れや」の意
クスっと笑いながら乗ってきたら
案内放送がないので
「ほぅえあーゆーごー」
「どこ行きまんねや?」の意
「OH!A〜」
と、言いながらスマホで地図を標示
「しゅあ、あいむごーなう」
「任しときぃほな行くで」の意
3分後に到着
「でぃすわん、おーけい?」
「ココでえーんでっか」の意
「Yah、OK」
「てんきゅー、わんぱーそん二百円」(←なんでか二百円は日本語)
「OK!」
と、言って300円を出す外国人様
「ぷりーず、わんもあ」
「もう一枚出さんかい」の意
そしてあと100円もらったら
ドアを開けます
ピー…
ピー…
ピー…
「そーりー、ぷりーずへるぷ」
「手伝うたれや」の意
「少しぷっしゅして」(←出川か)
そして少し開いたら
またそこから降りようとする外国人様
「のーのー!どんったっち」
「アカンって、触んなや」の意
「OH.Sorry」
と言って両手を上げる外国人様
いやいや、ホールドアップちゃうから…
ドア全開にして
「ぷりーず、そーりー、でぃすいずじゃぱんくおりてぃ」
そう言うと
「HAーHA!HA!」
と、大爆笑しながら降りていきました
………いや、英語でもワロタら同じやん
これで話は終わりーません!
なんとその外国人様
2日後の昼前に
やはり橋杭岩から
まぐトル号に乗ってきました
「ステーション?」
「いえす、すてーしょん、ばぅとでぃすばす、わんぱーそん五百円」(←やっぱ五百円は日本語)
「OK」
と言って500円一枚出してきました
「とぅーぱーそん?」
「2人ちゃうんかい」の意
「YES」
「わんもあこいん」
「金出せや」の意
と言うと
100円玉を渡してきました
「のーのー、わんぱーそん五百円」
「なんでやねん」の意
「あなざーばすいず200円、でぃすばすいず500円」(←やっぱ五百円は日本語)
そう言って無事にお金をいただき
駅まで送る事が出来ました
降りる際に
「てんきゅー、でぃすいずのーぶろーくん、おーぷんなう」
「これは壊れてないからハヨ降りろ」の意
こうして、なんとか無事に仕事を終えました
ミョーに疲れました