土曜日の夕方
最終のバスに乗って来たのは
高校生のミキちゃんです
JKМとしました
この日は学校じゃないので
私服で乗車です
「なんや、バイトか?」
「うん」
「今日で何日目?」
「2回目やで」
「ふーん…もう店内に出てるん?」
「出てるで、レジもやってる」
「マジ?見に行こかな」
「なんでやねん、見てナニすんねん」
「タマゴ買う」
「なんでタマゴ?他に買うモンあるやろ」
「あ、いっこ前のバスで○○から乗る先輩の人帰った?」
「あー…帰ったよ」
「あの人めっちゃ優しいねん、分からん事あったらなんでも聞いて、とか言うてくれたし」
「だから前の時にそう言うたやないか!」
「あ、乗ってるのミキだけ?」(←他の人降りた)
「そやな」
「喉渇いた、なんか飲みたい」
と、言うので自販機のあるバス停で停めてやります
「なにがいぃかな…あーミキって優柔不断でカワイイわ」
「えーからハヨせぇ!」
「炭酸にする、老犬さんなんかいる?」
「いや、オレ要らんで」
「なんや、要るんやったらミキのも買ってもらお思ったのに…」
「………」
そして2本買ってきて
「一本は帰ってから、一本今飲んていい?」
「えーけどコボすなよ」
「コボれんように運転してな」(←山道)
「なんか腹たつわ…」
「ところで、なんでバイトするん?なんか欲しいモンでもあるん?」
「来年、免許とるねん」(←15歳)
「免許?原チャのか?」
「チュータン」
「なんて?中華?」
「チュータン!」
「なにそれ?」
「あ、中型の単車か…」
「えぇ!?」
「なによ💢」
「いや、バイクなんてウルサイ、アブナイ、ジジイばっかりとか言うてたのに」
「ミキも大人になってん、CB400フォア買うねん」
「ええぇ!?」
「なによ💢イチイチ」
「いや、ミキの口からそんな言語が出るとは…」
いや、しかしCB400ってコレか?
まさかフォーワンちゃうやろな
「CB知ってるん?」
「まぁ…名前ぐらいは…」
「あとドラッグスターも良いとか思う」
「うん、ミキアメリカン好きかも」
「じゃあレブルとか考えたら?」
拾い画像です
「レブル?どんなん?」
「アメリカンとスポーツの間ぐらいの感じかな」
「へー…れぶる…」
どうやらソレは知らんらしい…ははーん…
「新しい彼氏できたんか?」
「え?なんで知ってるん?」
「それで彼氏がバイク乗ってんやな?」
「こないだ合宿で免許取ったんやて」
「同じ学校の先輩か?」
「違う学校やけど同級生」
「○○君か?」
「なんで分かるん?」
「ウソウソ、同じ学校の人」
「ふーん…」
「付き合い始めて二週間、ただいま絶賛ケンカ中」
「またか!なんで付き合うとケンカすんねん」
「さぁ?じゃあな!バイバイ」
そう言って手を振りながら
彼女はバスを降りて行きました