普段乗るハズのない
真っ昼間のバスに
ミキちゃんと、その仲間たち数名が
学校近くから乗ってきました
友達も一人降り二人降り
他の利用者さんも残り少なくなったら
また前に席を移してきました
「タイヤの上に座ってたからオシリ痛い」
「そりゃ回ってるタイヤに座りゃケツずるむけになるわ」
「もー💢いちいちややこしい事言わんでいいねん!」
「で、今日はなんなん?こんな時間に」
「なんか先生具合悪なったから、みんな帰れやて」
「はーん…コロナかインフルやな」
「知らんけど…ミキ、途中のオバァちゃんチ行かなアカンかってん」
「またやってる…なんで降りんかったんや」
「みんなと話してたらつい…」
「終点まで行ってオバァちゃんチまで戻るんやな」
「うん」
そして終点で
「アイス食べたいなぁ…ミキな、アイスなんぼでも食べれるで」
「え…」
と言って彼女を見て
「はぁ〜「なによ💢」ん…え?」
「今、そんなにアイス食べるから太るんや、って言おうとしたやろ!」
「…うん…」
「うん、ちゃうねん💢」
「…はい…」
「丁寧に言うても一緒やし💢」
「床に寝転がってギャアギャア泣いたろか!」
「幼稚園児か!」
「ミキ好きなアイスあるねん、買って♡」
「今度はキャパ嬢か」
「ローソンで売ってる○○か△△」
「なんでオレが買えるねん」
「○○が340円で△△が170円、ミキ340円のがいい!」
「フツー人にねだる時は安い方をねだるんや」
「だってミキ340円の方が好きやもん、ねぇ買って♡」
「ムリ!自分で買え!」
「買って♡一生のお願い」
「ヤッスイ一生やな」
「ミキ、安い一生やねん、買ってくれたらなんでも言う事聞くから」
「事件になるような事言うな」
「じゃあミキ買うからお金ちょうだい♡」
「それは優しい言葉のカツアゲや」
「やったら買ってくれたらいいやん」
「どこの世界にコンビニ入って買い物する路線バスがあるねん」
「アカンの?」
「明日地球が滅亡してもムリ、夕方もバス乗るんか?」
「帰り?乗るよ」
「じゃあ夕方乗る○△に言うとくから買ってもらえ」
「○△さん、ケチやからもらいたくない」
「どーゆー意味やねん、オレの方がケチやわ」
そう言って彼女は降りて行きましたが
コンビニアイスって高いんですね
調べたら
時代が違うとはいえ
子供も贅沢になったモンですね