中学生のチカラ | ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

朝のバスに乗ってきたミキちゃんです


「ハロー」

「は?」


「ハロー」

「なんや?ウィッキーさんか?」



「ん?挨拶やで?」

「まぁ…そうらしいな」


「あ、クシ忘れた…老犬さんクシ持って…ないよな」

「なんでオレが持ってる事あるねん」


「髪の毛ないもんなぁ」

「どこがやねん」(←少しムキ)


「クシ使ってラクシなアカン、ワハハ!」

「は?」


「ダジャレやで」

「小学生か!」


「太陽で焼けてイタイヨウ!ワハハ!」

「オモロいのか?小学生かオッサンしか今どき言わんゾ」


「流行ってんねん、老犬さんもなんか言うて」



「しょーもな…」

「ナゼ?」

「そういえばオッチャンの子供は気合入れる時に、ドリャー!エビドリャー!カニドリャー!って言うてた」


「フフフ…それはオモロい」

「どうもミキはオレだけ目のカタキにしとんな」


「だってミキ太ったから見ても判らんでって奥さんに言うたやろ?」

「エスパーか?」


実はヨメと何度かスレ違ったそうで

一度目は頭下げたけど気付かれず

二度目は手を振ったら振り返してくれたけど、たぶん誰だか判ってないと判断し

三度目に自ら「ミキぃ!」と叫んだようです


「二人で歩いてたからどっちか判らんやろ思って名前言うてん」

「でも太ったとか言うてないで、ゴツなったとは言うたけど」


「同じじゃ!ハゲ!」

「同じちゃうし、ハゲてないし」


「奥さんが悪く言うヤツは、やり込めたれ!って言うてたもん」

「なんでやねん!話してないやろ!」



どうやら最近になって

彼女は心の声が聴こえるようです