実は何回か乗ってきてましたが
友達の家庭環境や自身の進学
自身の家庭環境で真面目に悩み
他人様に話せる内容ではなかった
中学生のミキちゃんです
そして昨日から試験
早く帰るハズでしたが
やはり最終のバスで
オバァさんの所から自宅まで帰ります
この時、利用者さんはナシ
彼女一人だけを送る事となりました
見ると数本のポカリスエットを
持ってます
「くっそ重たい飲みモン、どれだけ飲むねん」
「ミキちゃうし、お父さん熱出てるから買ってきてって頼まれてん」
「あと、プリンとかアイスとかやったら食べれるかと思って買ってきた」
「ふふ、結局心配して買ってったるんやな、えーこっちゃ」
「ちゃうわ、オバァちゃんがわざわざ家に電話して、なんか要るモンないか?とか余計な事言うから」
「余計なって…フツーやろ」
「ホンマ、ミキ生理になってイラつくのに」
「痛いんか?」
「今は痛ないけど、イライラして口悪いかも」
「いつもやないかぃ」
「いつもは老犬さんにだけやけど、今日は誰にでも」
「どーゆーこっちゃねん」
「でな、聞いてくれる?てか聞け!」
「ミキ生理前になったらめっちゃ食べるねん、でも生理になったら食べたいけど食べれんねん、わかる?これどうするん?」
「いつもより饒舌やな…でも分かる」
「ウソや、なんで男やのに分かるん?」
「どんなトラップ仕掛けとんねん、そりゃ生理の事は分からんけど、お腹空いて食べたいけど気持ち悪いって時は分かる、なんならタバコもそう」
「いや、タバコは知らんけど」
「でな、オバァちゃんが、生理キツいんやったら力になるもん用意しといたるから楽しみにしとき!って言うて用意してたんが刺身やねん、だから食えんっちゅーねん」
「気持ちだけ目で食べときや…ってか今生理になってんか?」
「ナニ聞いとんねん!今までなんの話しとったんやっちゅーねん!」
「あぁそうか〜でも今はお父さん心配したれ」
「アメも買っといた方がいいかな」
「喉詰めるからやめといたら?」
「そんな子供でもお年寄りでもないしな、老犬さん詰めた事ある?」
「あるよ、死ぬかと思った」
「どうしたん?出せたん?」
「戻した」
「キッタなぁ…」
「汚いもクソも命かかっとるからな…」
「ピッコロ大魔王の気持ちが分かったわ」