知ってて当たり前を知らずに生きてきたオイル | ゼファオス~アラカンライダー~

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車、バイクの消耗品

例えばタイヤだと
ある程度の感想は言えるし
見た目もバッチリ分かります

イマイチってか
老犬が全く分からないのは
燃料とオイル

あんまりガソリンのメーカーにこだわる方って聞きませんが


オイルは皆様コレ!ってあるようです

さらに車用のオイルはバイクには合わないとかも聞きます

そこで
当たり前に疑問がおきますよね?(←オレだけ?)

ナニが違うんでしょ?

車に比べてバイクは
使用回転数が高め
バリオスさんなんて

乱暴にうかつに回せば20000も回る
F1並み

なのでかなんだか
バイクのオイルは
少し高温寄りの指定になってますよね


だからって
それは車も同じ事ですし
事実、バリオスさんにアルファ用のオイルを入れた事もあります

別に問題ありませんでした

あとはクラッチとギアオイルも兼ねてるって事ぐらい?

結局、何が違うのか分かりませんし

さらに高いオイルの何が高いのか
無名メーカーのオイルはダメなのか
宣伝料がかかってない?

全く分かりませんし

使ってみても鈍感で鈍重な老犬には
メーカーや銘柄の違いなんて
全く分かりません

選ぶ時は値段とブランドのバランスです

そして
指定温度
15W-45とかってヤツね
使い方や使用地区で変えても良いのでしょうけど

の他に守ってたのが規格

これ、今まで新しい規格の方が良い!
と、思いこんでました

けど必ずしもそうではない
ってのを
恥ずかしながら知りました


ちなみに各規格の内容を
パクってきたので

もし同じように知らずに生きてきた方は
参考までにどうぞ↓↓


API規格には、SAからSNまで12段階の規格表示があります。

SA

条件:添加油が不要な軽度の運転条件のエンジンに使用。現在の自動車エンジンには不適。
特徴:「ベースオイル」と呼ばれ、添加物が含まれていない。

SB

特徴:最低レベルの添加物を使用。かじりの防止性、腐食防止性、酸化安定性などを備えている。

SC

条件:1964年~1967年型の乗用車およびトラックに使用。
特徴:デポジット防止性、摩耗防止性、サビ止め性、腐食防止性を備えている。

SD

条件:1968年~1971年型のブローバイガス還元装置を取り付けた乗用車およびトラックに使用。
特徴:全体的にSCより高性能になっている。

SE

条件:1972年~1979年型の乗用車およびトラックに使用。
特徴:SDより酸化、サビ、腐食などの防止性が高性能になっている。

SF

条件:1980年型以降の乗用車およびトラックに使用。
特徴:酸化安定性やバルブ機構の摩耗防止性が向上している。

SG

条件:1989年型以降に作られたガソリン車に対応。
特徴:エンジンの長寿命化などSF以上の性能を持っており、耐スラッジ性が向上。

SH

条件:1993年型以降に製造されたガソリン車に対応。
特徴:低オイル消費、省燃焼性、低温始動性などが向上している。

SJ

条件:1996年型以降のガソリン車に対応。
特徴:せん断安定性がSHより向上している。

SL

条件:2001年型以降のガソリンエンジンに対応。
特徴:オイルの耐久性、酸化安定性が向上。省燃費性が高まりCO2の削減など環境保護にも対応している。

SM

条件:2004年に制定された規格。
特徴:SL規格より省燃費性が向上、有害排気ガスが低減している。浄化性や耐熱性、耐摩耗性にも優れる。

SN

条件:2010年に制定された規格。
特徴:SM規格より省燃費性能が持続し、触媒保護性能が強化。低温流動性が向上し酸化にも強い。

API規格のディーゼルエンジンオイル

API規格の表示は6種類あり、以下のような特徴があります。

CA

条件:使用負荷が軽度のディーゼルエンジン、およびガソリンエンジンに使用可。
特徴:軸受腐食防止性と高温デポジット防止性がある。

CB

条件:軽度から中度のディーゼルエンジンオイルに使用。
特徴:耐摩耗性とデポジット防止性に優れる。

CC

条件:高負荷運転の過給機付きディーゼルエンジン、および高負荷ガソリンエンジンに使用可。
特徴:高温デポジット防止性、さび止め性、腐食防止性などを持っている。

CD

条件:高速高出力で運転されるディーゼルエンジンに使用。
特徴:高い耐摩耗性とデポジット防止性を持ち、軸受腐食防止性にも優れている。

CF

条件:建設用機械や農業用機械などの高速回転を必要としないディーゼルエンジンに使用。
特徴:CD規格に代わるものとして各種性能が向上している。

CF-4

条件:大型トラックなどの過酷な条件で運転されるディーゼルエンジンに使用。
特徴:CE規格よりもスラッジ分散性などが向上している。

ILSAC規格のガソリンエンジンオイル

ILSAC規格の表示と特徴は以下のとおりです。

GF-1

条件:API規格のSHと同じ性能。
特徴:スラッジ防止性などが向上している。

GF-2

条件:API規格のSJと同じ性能。
特徴:GF-1よりせん断安定性が高い。

GF-3

条件:API規格のSLと同じ性能。
特徴:省燃費性の向上や排ガス浄化性能などがGF-2を上回る。

GF-4

条件:API規格のSMと同じ性能。
特徴:GF-3と比べて耐熱性・耐摩耗性などに優れる。

GF-5

条件:API規格のSNと同じ性能。
特徴:省燃費性能の持続性などがGF-4より強化された。

JASO規格のディーゼルエンジンオイル

JASO規格の表示と特徴は以下のとおりです。

DL-1

条件:乗用車のクリーンディーゼルエンジンなどに対応。
特徴:動弁系部品の摩耗防止、オイル中のスス増加に対応する清浄性の確保、高温下で使用される場合の酸化安定性が向上している。

DH-2

条件:大型トラックやバスなどのディーゼルエンジンに使用。
特徴:DPF(ディーゼルエンジンの排気ガス中の粒子状物質を軽減させるフィルター)の目詰まりを低減している。

エンジンオイルのグレード規格を知るうえで押さえておきたいポイント

エンジンオイルのグレード規格を知るうえで押さえておきたいポイント

先述のグレード規格の特徴からわかるように、エンジンオイルはベースオイルに添加剤を配合することで機能を向上させています。ベースオイルや添加剤の種類はさまざまでそれぞれ特徴も異なるので、どういったものがあるか、それぞれ確認しましょう。

ベースオイルの種類

ベースオイルとは、エンジンオイルの原料になるオイルのことです。製造方法によって4つの種類に分けられます。

化学合成油

化学合成油は、精製する過程でできる限り不純物を取り除いた高純度のベースオイルです。不純物を含まないので潤滑性能が高くなっています。レースに参加する車に使用されることが多いですが、車好きで「できる限り良いオイルを使いたい」という方からも人気です。

部分合成油

部分合成油は、化学合成油と鉱物油を混ぜ合わせたベースオイルです。化学合成油で鉱物油の弱点を補うように作られています。毎日車に乗る方や高速道路をよく使う場合に適したオイルです。

HVI

HVIは、次に紹介する鉱物油をさらに精製して不純物を取り除いたベースオイルです。

鉱物油

鉱物油は、原油を蒸留して不要な成分や有害成分を取り除かれているベースオイルです。
現在、ベースオイルのなかでは一般的に普及しているもので、街乗りなど日常に車を使用する場合は鉱物油で問題ありません。