学校始業式の日に
10時半下りのバスに
オバァちゃんチの近くから乗ってきた
久しぶりのミキちゃんです
「早いな!」
「うん、始業式だけやから」
「いや、それにしても学校からなら分かるけど」
「なによ、久しぶりやから嬉しいクセに」
「ミキに会えてか?そやな…嬉しいな」
「なんやねん!そのムリクリ感は!」
「ん?そうか?」
「それにしても久しぶりやん」
「夏休みやったからやろ」
「え?ミキたまにバス乗ったよ」
「そうなんか?朝にミキが乗る日のは仕事半日で終わる日やからな…オレは長い仕事ばっかりで楽させてくれへんねん」
「なんで?」
「社長に嫌われてんちゃう?」
「分かった!最初は優しそうな顔見てこの人言う事聞いてくれると思ってたけど老犬さん文句多いからコイツにはしんどい仕事回したろと思ったんやわ」
「間違いないわ!」
「慰めてくれるんか思ったら突き刺されたわ」
「スッとしたわ」
「スッキリしたトコで進学大丈夫なん?」
「今んとこ大丈夫やけど、介護より看護にしようと思ってるねん」
「えーんちゃう?」
「でも看護の方が難しいんやろ?」
「でもオバちゃんも持ってんやし頑張りや」
「オバちゃん?奥様の事やろ?」
「ん?あぁ…そやで」
「だからオバちゃんって言うな!って言うてるやろ!」
「だってオバハンやないかい!」
「黙れジジィ!」
「なんでオバちゃんは怒るのにオレはジジィやねん…」
「だってジジィやんか!」
「まぁ…そやけど…」
と、二学期初日から
ボッコボコに言われました