夏休み直前の学校帰りの
ミキちゃんの話です
昼までの授業ですが
夕方のバスに乗ってきました
「あれ?ミキ昼のバス乗らんかったん?」
「昼のんいっぱいで乗れんかってん」
「え?20人しか乗ってない事になってるで」
「知らんけどメンドクサいから乗らんかった」
「クッソ暑いんやから乗っとけ」
「ふん、ミキに会えて嬉しいクセに」
「いや、どーせ怒られるだけやし」
「なんでこんな優しいミキにそんなん言うん?そんなん言われたら怒ってなくても怒りたくなるやん!だいたいアンタはあーたらこーたら」
「あー分かった分かった…気ぃすんだか?」
「うん、気持ち良かった
それで聞いて!ミキ夏休みの課題イッコ終わってん」
「は?まだ夏休み入ってないのに」
「はよ終わらせて楽になりたいからな」
「まぁ…そやろけど…そういえば今、朝のラジオ体操ってないのか?」
「あー朝から踊るヤツ?」
「体操やって言うてる」
「なんかハンコ集めたらしょーもないもんくれるヤツやろ?」
「そうそう、鉛筆とかな」
「毎日来て欲しかったらメシ出せっちゅーねん」
「ミョーに納得するわ」
「あ、でも歯磨きしてから来るやろし
ちょっとメンドクサいかも」
「え」
「ミキ晩かて歯磨きしたらなんも食べんし」
「お茶ぐらいは飲めよ」
「アカン、水だけ」
「お茶もアカンの?」
「朝起きて歯が茶色かったらイヤやん」
「茶っ葉食うとんかい」
「え?ならんかな?」
「じゃあ牛乳飲んで白くしときや」
「分かった、やってみる」
「腹こわすなよ」
そう言って帰りましたが
ホンマにしたらどうしよ…