中学生と二連チャン | ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファオス~アラカンライダー~

ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

ん?連チャンのチャンってなに?


そんな事ふと思いながら

麻雀用語らしい


もちろんミキちゃんの話です


朝の通学に乗ってくるなり

「肋骨ヒビ折れたかもやねん」

「ヒビか折れたかにしてくれんか?」


「まだ分からんねん、まぁ聞けや」

「ヨッパのオッサンか!」


「ふはは!笑わせんといて、痛いから」

「自分で言うたんやろ」


「でな、学校でマット運動してて変な落ち方して痛いねん、咳したり大きな息しても痛いねん」

「でも動けてんやな…少しぐらいイッてんかな?レントゲン撮った?」


「まだ…なんか保健室で簡単に診てもろた」

「病院行って診てもらえ」


「うん、今日行くわ」

「ミキもう少し痩せてキレイになりたい」

「キレイとか関係ないやろ」


「体重あるから肋骨やったんやわ」

「キレイは関係ないがな」


「シツコイな!そういう時は今でもキレイやで!とか言うもんやっていつも教えてるやろ」

「え?先生、スミマセンでした」


そんな会話した翌日

会社の都合上、また彼女のバスに当たりました(←通常9日に1回)


人の顔みるなり

「なんでまた老犬さんなん?縁起わるっ」

「なに言うとんねん、2日続けてオレに会えて嬉しいやろ」


「なんでそんなキモい事サラっと言えるん?」

「うん、オレも思った」


「昨日肋骨の話したっけ?」

「さんざんしとったけど」


「なんか筋肉かなんか切れて肋骨に当たっててその時が痛いんやて」

「なんかよく分からんな…筋痛めたんじゃないのか?」


「たぶんそうかも」

「ちゃんと聞いてこいや」


「病院キライやもん、なんか落ち着かへん」

「分かるまで聞かんかいな」


「だって前に点滴射つ時とかさ、ミキの腕パンパンパンパン叩くんやで」

「あぁ、最近の人はよく叩くな」


「真っ赤になるまで叩かれて、叩き返したろか思ったわ」

「ん?今回は注射したん?」


「今回はしてない、コルセット巻いたんやけど」

「暑そうやな」


「それがお父さん使ってたヤツで大きすぎんねん」

「調整できるやろ」


「それでも大きいねんて」

「へー…お父さん相当大きいんやな」


「そやで、前から大きい言うてる…」

「ちょっと待って!聞き流すトコやったわ」

「あれ?なんか気がついた?」


「それはフツーの大きさやったらミキにはちょうどいいハズや言うてんねんな、ミキ太ったから」

「難しい問題解けたみたいになっとるな」


「怒ったら痛いんやから怒らすなや!」

「怒らなきゃいいやん」


「ホンマムカつくオッサンやわ」



そんな会話をした翌日

学校は休みなのに

夕方のバスに私服で乗って来ました


しかし

彼女が苦手なオジサンとオバさんが乗ってたので

大人しくしてました


が、家より遥か手前で降車するようです


「なんやミキ、オバァちゃんチ泊まるんか?」

「うん、たぶん…」

「寂しい?」

「ん?なんでミキがオバァちゃんチに泊まって寂しくなる親目線やねん?」


「ミキ最後まで乗らんから寂しいやろ?」

「わはは!そうかな」


「テレ笑いすんなや、キモい」

「なんでキモいにつながるねん!」


とは言いましたが


その後の車内は誰も喋らない

ごく普通のバスになりました