暑い日の事
夕方のバスに
着物の御婦人が乗車して来ました
老犬より少し上ぐらいの年齢?
他の利用者さんが降りた後
最後まで残ってたので
「着物、暑くないですか?」
と、声をかけました
実は運転席より客席の方が冷房が効くので
運転しながら汗かいても
利用者さんは寒かったりして
時々声をかけるんです
すると
「暑くないわよ、着物って意外に涼しいのよ」
「そうなんですか?なんか暑いイメージ持ってて…」
「でしょう?でも洋服だとストッキングやらガードル、ブラジャーって暑いじゃない」
「そーなんスか?」
(いや、そこまで具体的に言わんでも)
「これだと長じゅばんだけで涼しいのよ」
「へー…そーなんスね」
(長ズボンは暑かろ…)
「話の元にもなるし…あなたも着物だから声かけてくれたのよね?」
(ある意味そーなんですけど)
「もし私がモンペだったら声かけてないわよね」
「うーん…どうですかね」
(ヘソ出しミニスカなら違う意味で声かけれんな…)
「こないだもオジィさんがキレイな柄だとか涼しそうだとか、声かけてくるのよ」
「モテますね」
「オジィさんと食事行ってもねぇ」
(なんで?)
「あなたも着物の女性とか誘って脱がしたくなるでしょ?」
「あ、いや…ボクはそうでも…」
「あらやだ…それはオカシイわ、あなた、男として終わってる?」
「まぁ…終わってますかね」
「着物だとパンティも履かないし、男に都合よくできてるのよ」
「あ、胸に手を入れやすいように合わせてるって聞いた事はあります」
ってか
老犬は暑くないか聞いただけなのに
なんか
ナンパしたテイで話してません?
その御婦人は最後に
「もっとキレイになってくるわね」
と言い残し
降車していきました
どこ行ったんや?