キュンする中学生 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

学校の帰り

バスに乗って来たミキちゃんです


割りと混み合ってたので

友達とみんなで後ろの方に着席


その友達が降りると

少し前の席に移動してました




しばらくして
もう少し前の席が空いたのでまた移動


そして気がついたら

運転席の真後ろにまで来てました


しかしその時は
すでに彼女の降車するすぐ近く

「ミキもう一回戻るから」
「なんでや?はよ帰りや」

「帰っても誰もおらんねん」
「一人が楽やろ」

「鍵ないねん」
「なんでバス乗ったんや?忘れ盛りか」

「学校におったらアカン言われてん
「それより聞いてくれる?ってか聞け」
「しゃーなしやで」

「キモ!なにエラソーに」
「どっちがやねん…」

「さっき一緒に乗ってきた男の子おるやん」
「あーミキよりイッコ下の子かな」

「キモ!なんで知ってるん」
「いちいちキモを着けるな、前に本人に聞いた」

「へー…で、その子にな、ミキの隣座りって言うたら、うん良いよ、って座るんやんか」
「ほー」

「それってミキの事好きなんちゃう?そーやんな」
「ぎゃはははは」

「え?なんか面白い?」
「前向きな発想が面白い」

「そぉ?でもそうやろ?」
「命令に従っただけやろ」

「でもイヤやったら違うトコ座るやろ?」
「まぁ…そうかな?」

「やろ?」

なんて会話に始まり
彼女の小学生時代の過去や
今の先生の酷い話をして

バスは戻って来ました

「次は○○分やんな?」
「そやで、降りるんか?」

「うん、コンビニ行ってくる」
「そうか、乗り遅れなや」

「絶対迎えに来てや」
「時間通り来るわ!」

そう言い残しバスを降りた彼女は

次の最終便に再度乗って来ると

「ちょっと聞いて!勝手に話すけど」
「またなんかヤラかしたんか?」

「前に好きやった年上の子覚えてる?」
「おー、○○からたまにバス乗るで」

「コンビニでバイトしてやんねん」
「そうなん?」

「レジにおってな、ミキそのレジ行くん恥ずかしいやん」
「なんでや?」

「コイツどんだけお菓子食うねん、って思われるやん」
「いや、みんな知ってるやろ」

「なんでやねん!そやから違う人のレジに並んでたら前の人がいっぱい紙広げて時間かかりそうやから、コチラへどうぞって言うんやんか」
「言うやろな」

「ミキ、タンポン入れてるの思い出して」
「あ、タンポン知ってる?」
「知ってるよ」

「ナプキンちゃうで?ぶっといヤツやで」
「知ってるっちゅーねん、何年生きてるオモトんねん」

「恥ずかしいからソレ返しに行ったわ」
「生理用品はお母さんに買ってもろとけ」

「お母さんが買ってきとけって言うたんやもん」
「そういうモンなんか?」

「そんでな、最後に袋ネジって両手で渡してくれるやん」
「あー、真ん中持つようにやな」

「もう手が当たらんようにキンチョーしたわ」
「なんでや?手握ったらえーがな」

「恥ずかしい言うてるやないか!人の話ちゃんと聞けや!」
「恥ずかしいが分からんわ」

「恥ずかしいの!だから小指立てて人差し指と親指でこうやってつまんで、もろてきた」
「なんやそのウンコ摘むような持ち方」

「そうなん?ってミキ人生でウンコ摘んだ事ないから」
「え?犬のウンコどないしてるん?」

「あれは横からシュっと紙入れてパッと取る」
「握り潰しそやの…」

「ウンコの話はどーでもいーねん!」
「そうかな…」

「もう、あのコンビニ行ったらキュンキュンしてしまうやん」
「まだ好きなんか?」

「いや、気にならんけど」
「めっちゃ気にしとるがな」

と、今回はキュンな中学生との会話でした