本当は淋しい中学生 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

朝一番のミキちゃんが乗るバスに


いつもの所から乗って来ず

おばぁさんの家の近くから乗って来た彼女


たまたま会社の社長から

預かってた物があったので


ソレを渡しながら


「なんや、まだ家出してんかいな?」


「ちゃうねん、お父さん今日手術するからまた入院やねん」


「そうなん?そりゃ淋しいな」


「そやねんなぁ…」


「ほぉれ、お父さんおらんと淋しいやろ?」


「え?ちゃうで、お母さんも一緒に行くし…」


「でもお父さんもおらんと淋しいやろ?正直に言うてみ?内緒にしといたるから…な?な?」


「キショいねん!誰に内緒やねん!心配なだけやし」


「ほぉ…心配してんや」


「うるさいな!どうでもいいねん、そんな事!」


「そりゃオレにはどうでもいいけどな」

「正直にならんと太るで〜」


「太るん関係ないやろ」


「ストレスで太るんや、あ、もう肥えたんちゃうか?」


「ホンマムカつくわぁこのオッサン…」

「ところで このハンコの○○って社長やんな?」


「ハンコ?」


「さっきの袋に押してある」


「社長やけどな…」



と、この日の会話って

こんなモンでしたが



社長…

お年玉にはハンコじゃなく

自筆で書いたって下さい(⁠ㆁ⁠ω⁠ㆁ⁠)



そして

いたらウザいけど

いないと淋しい父娘関係が見えました