「おはよ」
「挨拶したらへん」
「なんでや?」
「なんかハラたつから」(←前の事を根に持ってるらしい)
「うゎ ヒドい」
「それより聞いてくれる?」
「ってか聞け」
「なんで命令やねん」
「運動会来てくれへんからや!」(←やはり根に持ってるらしい)
「あれは台風に文句いえや」
「あんな…世の中に台風に向かって文句言うヤツおる?」
「なんで運動会やのに来るねん!って空に向かって言うヤツおる?」
「そんな言い訳ミキに通用せんで」
「いや、そうじゃなく延期になったらしゃあないやろ」
「仕事やったん?」
「違うけど いつに延期になったんか知らんやん」
「ほぉ~…ふぅ〜ん…」
「それより何を聞いてほしいねん」(←話を換えたい)
「そうそう、今度試合あるやんか」
「知らんがな」
「なんで知らんの」
「いや、逆になんで知ってなアカンねん」
「試合があるねん!」
「柔道のやな?」
「それでミキの相手がおらんねん」
「全然?」
「一人いるんやけど80kg以上あるんやて」
「ほぉ…転がったら負けやな」
「口から胃袋出てまうわ」
「出るやろな」
「相手体重近い男の子とどっちがいいか先生に聞かれたんやけど」
「男はアカンやろ」
「やろ?ミキもっと大きくなりたいわ」
「やめろ、それ以上」
「それ以上って失礼やな!」
「そうか?」
「だいたい今日かてミキ見て肥えたとか思ったやろ」
「いや、冬服になったと思っただけ…」
「太ったんか?」
「うん、○○kg」
「う~ん…ちょっと重いな ヤワラちゃんとか48kg級やったんちゃう?でも無敵やん」
「あ、ヤワラちゃん知ってる?」
「知ってるに決まってるやろ?髪を横で結んでる人やろ?」
「変わった覚え方しとんな…ってかどっちのヤワラちゃんや」
「どっちって……どっちか……え?ナニ」
「谷亮子かアニメか」
「アニメは知らんけど」
「あ、それでヤワラちゃんって言うん?」