中学生とこの日は7分だけ | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

いつもの中学生 ミキちゃんとの
バスの中の会話です

金曜の夕方

柔道着を雑に持ったまま 
学校帰りに乗り込んできました

『柔道着はたたんで丸めて帯で縛るもんや』

これは空手着ですけど↑↑


『知ったかやな 時間なかってん』

『教育悪いわぁ』

『あ、ミキ今日は途中で降りるから』

『バァちゃんとこ行くんやな?』

『うん、寂しい?』

『寂しいなぁ~』

『泣いたらアカンで』

『わかった ガマンする…ミキも悲しむなよ』

『なんでミキは寂しないで?ウソ泣きしたろか?』

『冷たいやっちゃ…』

『それより明日もバス乗らなアカンねん、運転手誰?』

『Aさんじゃないかな?』

『え?Eさん?』

『Aさんや!誰やねんEさんって』

『ワハハ!Eさん誰?』(←ツボらしい)

『ってか 何しに乗るん?』

『漢字検定受けるねん』

『ほー』

『おもむきって書ける?』

『趣味の趣やな』

『おもんな…』

『そりゃミキの5倍ぐらい生きてるからな』
『鬮野川……は難しすぎるな…ミリンって書けるか?』

『え?美しい味…かな?』

『検定やめといたら?』

『ウルサイ!』

『でも明日出てきたらいい事あるかもよ?』

『何?なんかご馳走してくれるん?』

『なんでオレがミキにメシ奢らなアカンねん』

『あ、奥様に会えるん?』

『それのドコが良い事やねん』
『もっと有名な人が来る……かも知れん』

『誰?』

『それは言われへん』

『なんなよ!(←方言)ケチやな!』

『内緒にしとかな怒られるんや』

『社長に?』

『もっとエライ人かな?』

『総理大臣?』

『極端やな』

『まぁミキの会いたい柔道の人じゃなきゃいいわ』

『一二三んか?』

『違うよ』

『篠原とか?』

『教えへん』

『怒られへんやろ?』

『イヤ!口が開いても言わへん!』

『口が裂けてもやろ?開いたら教えとるがな』

『あれ? そうやっけ?』



そう言ってるウチに
降車場所に着きました


所要時間は7分です

7分以内に読めましたかね?