懐メロ苦手な中学生 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

久しぶりにミキちゃんが乗るバスに当たりました

制服の上に
フリースのジャケットを羽織ってます

『おはよ、可愛いジャケット着てるやん』

『うん、女のコやからな』

『あぁ そういえば確かにそやったな』

『くどいねん❗️』
『なんで普通に言えんかな』

『いや、普通やろ』

『確かにとか そういえばとか こんなに可愛くて優しいのに すぐ分かるやろ』

『いやいや、普通にオレに優しくないから』

『アンタはいいねん、変態やから』
『でも ミキって可愛いやろ?』

『はいはい、可愛いよ』

『はいは一回や! ミキってお年寄りには可愛いって言われるんやよなぁ…』

『コラコラ…オレを年寄りにするな…』

『え?違うん?』

『いや、違うくはないけど 改めて言われたない』

『違わないなら文句言わない、しかも変態やし』

『いや、変態ではない』

『そや!ちょっと聞いてほしいねん 変態さん』

『変態ちゃうし! でもなんや?』

『ミキ 新しい歌 作ってん』


はい、実は彼女
最近 曲作りにハマってると 前にも言ってて

それが何気に上手いようです

『ほう……どれ 歌ってみ』

『♪♪♪♪♪♪』(←歌詞覚えてない老犬)

『なんかスゲーな、でも曲がティックトック風やな』

『うん、でも他のもあるし 
それと今はおじぃちゃんに教わった歌 覚えてんやけど 上手く歌えんねん』

『おじぃちゃんに?』

『ルビーの指輪ってヤツ』
『くぅ~もぉ~りぃ~ガラスの向こうは風の街ぃ』

『なんか全然やな…原曲 もっと聞いてみ』



『老犬さん 知ってるん?』

『くぅ~もぉ~りぃ~ガラスの向こうは風の街♪』

『そこの低い音がアカンねん』

『アカンってか ミキそもそも歌 得意ちゃうやん』

『ミキ 下手?』

『下手ちゃうよ、上手くもないだけ』

『なんか失礼やわ 一緒じゃないん?』

『微妙に違う』


その時 ふと思い出しました

そう 
彼女の他に バスに乗ってる利用者が数人いた事です



改めて考えたら
めっちゃ恥ずかしい(*''*)


歌を歌いながらの運転手

クレームが入らない事を祈るばかりです