ババァの笑顔にやられた | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

コミュニティバスの利用者に



とても大人しく 
目立たないオバアちゃんがいます

名前は知りませんが
路線のすぐ脇に家があります

オバアちゃんなので行動が遅いし
乗降自由のフリー区間内の狭い道で降りるので

運転手からは あまり良く思われてません


でも老犬は 嫌でもなく

そのオバアちゃんが
家の庭などで見かけると

挨拶がわりに
運転席から手を振ってました


いつしか オバアちゃんも
老犬を見かけると 
手を振ってくれるようになりました



ある日
その オバアちゃんがバスに乗ってきました


いつもは 後方に座るのに
なぜか この時は運転席のすぐ後ろに着席


『今日はどこ行くん?』

と 聞いても
耳が遠く 聞こえなかったのか

後ろでニッコリ笑うだけ


その後は 老犬も黙って運転してました


急に 漬かりすぎたタクアンのにおいが……


ん❓ なんのにおいやろ❓


と 瞬間的に
さらにクンクンにおいを辿り


はっ❗️このにおい……


ババァ❗️ コキやがったな❓

と 思わず後ろを見ると

オバアちゃんは 何も言わず
ニッコリ笑ってました