急いじゃいけない性と車 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

平日 雨の夕方

コミュニティバスの最終の往路でした





乗ってた利用者さんは ほぼ降りていき

最後に残ってたのは 小学生のミキちゃんです


後ろから老犬を見て聞いてきました

『ピアスしてたん?』

『いや?した事ないで』

『耳に穴開いてるやん』

『それはシワやな』

『ピアスしたらモテるのに』

『今からモテてどうすんねん』

『そやな 年やもんな オッサンやもんな モテてもな どーでもえーもんな』

『一気に言うな!泣きたくなるわ』


『なんか今 手首に黒いサポーターしてその上から時計するんがカッコいいねんて』

『ん?コレは金属アレルギーでるから巻いてるんやで』

『そうなん?カッコいいやん』

『そうか? 日焼けあと残るで?』

『もう年やもんな オッサンやもんな モテてもな どーでもえーもんな』

『もうえーって…』



『なぁ 昔モテた?』

『とーぜんやろ』(←少しミエはってみた)

『チューとかした?』

『毎日してたわ』

『どんなチュー?チュってするん?ブチューってするん?』

『いろいろ……って なんでや? 彼氏にされたんか?』

『違うけど……なぁ 聞きたいんやけど…』

『なんや?』

『なんかエッチな事する時って なんで女の人って声出すん?』

『誰かの聞いたんか?』

『違うけど……なんで?』

『人それぞれやと思うけど……女の人は子供産むやんか、物凄く痛くて苦しいから イヤな事やから その分気持ちよくならなアカンって聞いた事あるよ』

『あ、なんか習ったソレ』

『え?小学生でもう習うんか?』

『うん、ソレで男の人は胸も好きなんやろ?』

『胸も好きやろうし お尻とか脚とか それぞれかな?』

とか それは小学生に話していいのか?
って いろんな事も言いましたが

なにより その知識が

ビデオでも観たのか 親の営みを見たのか

けっこうブログでは語れない
赤裸々な事を言うてました

『どっちにしても ミキかて これからもっと興味も出てくるやろうし  それに生理あるんやろ?』

『あるよ、なんで?』

『生理あるって事は 子供もできるって事なんや』

『ミキ 子供好きやで』

『うん、でもな  できるけど ミキの身体はまだできたらアカンぐらい小さいから もしもこの先 彼氏とそんなんなったら避妊せなアカンよ』

『ひにん?断れって事?』

『否認じゃなくて避妊な、子供ができんように、病気にならんようにせなアカンねん』

『どうするん?』

『お母さんに教えてもらい、とにかく男は頭ん中 シタイでいっぱいで避妊には頭が回らんから そこはシッカリな』


なんて 話をしてる内に バスは狭い道に入り

あと3分で到着という所で

道には 無余地駐車の車でバスは立往生


クラクション鳴らしまくるも

誰も来ず

警察から持ち主を探してもらいます


20分ぐらい経ったところで 

近所のおばちゃんが 持ち主を探してくれて

やっと移動

持ち主さんは
こっちを向いて 小さくお辞儀をしたら

勢いよく去って行きました

『出てきたのに シバいたらんの?』

『せーへんわ 町のバスやねんから』

『自分の車やったら?』

『ボロクソ言うたる、ってかその前に回り道してる』

『おばちゃん 呼んでこんでも良かったのに』

『なんでや 帰るん遅くなってんのに』

『ミキ まだ時間あるからいーねん、それよりもっと話したかった』

『そうか?』

『老犬さんもミキと話したいやろ?』

『まぁ 楽しいけどな』




と 可愛いんだか マセてんだか分からない彼女は

帰っていきました


彼女の持ってたリアルな知識が

どこからなのかは謎のままですけどね~(*''*)




そして 取り戻しきれない遅れを出してるバス

復路を猛ダッシュで走ってると

複数のパトカーが止まってます

事故処理のバンもいました



あ、あれは?




さっきまで 邪魔してた車


相当慌ててたのか どっかにブツかったようです


性教育も車も

ゆっくりいきましょう~(*''*)