小学生とバレンタイン爆走 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

昨日…14日

朝の便に乗り込んできた例のミキちゃん(←小5)

開口一番

『お腹痛いわ…』

『何食うたんや?』

『ピン』

『ピン?』

『髪を止めるピン』

『アホか ケツ キレるで』

『ウソに決まってるやん 』

『ビックリするがな』

『そんなん信じるとかコッチがビックリやわ』

『なんとな、背ぇばっかり伸びて ガキやのホンマ』

『背伸びたとか よぉ言われるけど イヤやわ』

『なんでや、大きくなっていいやんか』

『老犬さんとか ○○さんとかやったらいいけど……△△とかやったらイヤやねん』

『なんで?キライなん?』

『うん、キライ』

『じゃあ喋らんように後ろの方に座ったらいいやん』

『でも たまになんかくれたりするし、ミキかて気ぃつかってんねん』

『やったら オレにも気ぃつかえよ』

『なんでアンタに気ぃつかわなアカンのよ』

『………(=_=)』

『もう! 静かに走ってよ!字書けんやんか』

『なんで 今頃書きモンしてんねん』

『次 信号停まったら書こ』

『信号なんか Tまであるかいな』

『なんでよ Aの信号あるやん』

『あ……』

『何年バスに乗ってるん?アタマ悪いんちゃう?』

『うるさい……』

とか 言いながら 


そのAの旧道のバス停から一人乗せて

忘れてた信号を通り国道に戻った時でした

一人の常連利用者さんが 杖を振ってます

『なにしてんやろ?こんな場所で』

『渡りたいんちゃう?』

通り越して行っても まだ振ってます

『乗るんちゃう?』

『かもな? でもいつもバス停で待ってくれてる人やけど』

と とりあえず止まっても 歩いてくる様子もなく


後ろは ダンプの長蛇の列

『月 水 金…… 今日は透析の日やな…』

と 今度は広い場所にバスを停め

『みんなゴメン ちょっと連れてくるから』

と 歩いて迎えに行きます

このジィさん 目が悪く 足もともおぼつかなくて

バスから落ちた事もあるそうですが

いつも
『悪いよー スマンよー ノロくてゴメンよー』

と 気をつかってくれたりします


歩道のない国道を 目の悪いヨボヨボジィさんを一人歩かせるワケにもいかず

『バス乗るん? なんでソコ?』

『違う運転手さんが 14日のバレンタインは旧道通行止めでコッチ言うてたから』

『そんなん聞いてないで 誰やねんソレ』

『誰か知らんけど そう聞いたから』

と ジィさんの手を引きながら 
オッチラ歩いてようやっとバスに乗せたら


遅延12分……(=_=)



『なぁ 間に合う?』

『いけるよ、間に合わんかったらコミュニティの老犬さんがチョンボして遅れましたって言うとき』

『え? 老犬さんが悪いんちゃうやん』

『いや、とっさに判断できんオッチャンが悪かったんやで? 何年もバス乗ってんのにアタマ悪いやろ?』

『間に合えば大丈夫やから』
『先生来る前にチョコ渡したいやん』

『今なら先生おらんで? オッチャンのは?』

『なんでアンタにやらなアカンのよ?』


と、怒られながら 間に合うように爆走します




今どきの小学生は なかなかシビアです(´TωT`)