水も滴る日 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日のこと。

私はいつものように大学へ出勤しました。

途中、ガソリンスタンドでこのところ天候の悪い中で使用した愛車のスイフト君を(機械)洗車してやり、中も掃除して、ガソリンは満タンニコニコ

さあ、大学へ~車


到着して、まだ四十分くらい、講義までの時間がありました。

こういうときはたいてい控室でコーヒーでも飲みながら、ノート・パソコンを広げて雑務をしたり、あるいはその日の講義の確認をしたりします。

いつものように控室に用意されているインスタントコーヒーを淹れ……てと。

昨日は「源氏物語」を取り上げる講義でした。

この準備はすでにできていたので、普通だったらPCを開いて……というところだったのですが、なぜかふっと、

「もう一回、見ておこうか」という気になり、テキストと準備しているファイルを用意しました。

「え~っと、前回はこのへんまでだったから。あ、そうだ、このことも触れておかなくっちゃな~♪」

椅子に座って、なにげなく手を動かしたら……

バッシャ!! 

「熱っ!!!」

なんと私の腕は、テーブルの上にあったコーヒーをひっくり返し、それがもろ、自分のほうへ向けてぶっかけてしまっていました。

テーブルはコーヒー浸し……汗


私の上着もパンツも、見事にぶっかけられ……あせる


…………

「とにかく拭こう」

と、室内にあったペーパーでテーブルと床を拭き……あ~あ、テキストも染みてるよ。

それから自分の上着を脱ぎ、車の中にタオルがあったのを思い出し、それを持ってきて水を染ませて叩きました。

講義が始まるまでの時間。

ぱたぱた。
ぺたぺた。

叩き続けました。

もちろん講義までに乾くはずもない。

パンツも履いたまま叩きましたが、ちょうど股間が……股間が……(;^_^A

「あ~、もう時間だわ。行かなくては」

私はわりときっちり講義を始めるタイプで、始業時間には教壇に立っています、だいたい。

いつものように百五十名くらいの生徒さん。

前のほうに座っている女子など、「あれ? どしたの?」みたいな眼差し。


「最初に言い訳しておきますが、これトイレに間に合わなかったわけじゃありませんから」

とまあ、事情を説明。
上着もパンツも濡れ濡れで、「水かぶったからって、頭まで悪くなるわけじゃありませんから、講義始めますビックリマーク

トホホな状態で講義を始めました。

水も滴るいい男の光源氏のお話を、水も滴ってしまった冴えない中年男が解説。

やっているうちに上着もパンツも乾きました。


講義を終えて……

黒板を消し、電燈を消し、講堂を出ました。

するとそこに、わりと前のほうの席でいつも熱心に講義を聞いてくれている女子が三人。
講堂が8階にあり、エレベーターは二基あるのですが、全員が降りるのに時間がかかるんですね。
彼女らが最終グループでした。

エレベーターの中で。

「先生、大変でしたね」

「ああ、もうまいった」

「黒っぽい上着で良かったですね」

「でも、コーヒーの匂いってわたし好きだけどな~」

強力なフォローありがとう。(ノ_-。)

「でもな、不幸中の幸いだった。パソコンを開いていたら、もうアウトだったからね」

「あ~、そうですよね~」

私はいつも生徒さんの名前を呼び、PCに作っている名簿で出欠をとっています。

ほんと。PCを開いていなくて良かった。



私は昔、ノートパソコンを一台、コーヒーでオシャカにした経験があります。

キイボードのカバーを着けていたのですが、使い過ぎてぶよぶよになっていて、今は外していたのです。

油断大敵。

新しいのを注文しとこう。


皆さんもお気を付け下さい。




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