その次にK子さんから、依頼があったときに、私は何かあったなとピンと来ました。
たぶん相性を見ることになるなと予感しながら、鑑定に出向くと、
「モテキです」
やっぱり。
二人の男性からそれぞれ好意を示されていると。
出会いや結婚の執着から離れていたK子さん。
太陽と月のトラインの時期は去ってしまったけれど、その後しばらくして、機を同じくしたかのように男性が二人出現した。
その二人の男性についての鑑定結果は、ここで触れる必要はいっさいないでしょう。
この記事の主旨とはまったく無関係だからです。
一応、記事自体、K子さんの許可を得て書いておりますが、どっちが良いとか悪いとか、そんなことまで触れる必要はない。
「K子さんは運命の逆転法の実験台ですからね」
と、私は正直に申しました。
まあ、逆転法が効果があることは分かっているのですが、こうしてリアルタイムで経過を確認できる人が出現することで、いっそうその法則に確信が持てるというものです。
あることに執着すると、かえってそのことはうまく行かない。
その執着を捨てたとたん、逆転が起きる。
よくたとえられることに、子どもを授かろうとしてなかなか実現しない夫婦が、それをあきらめたとたんに授かるといった現象があります。
しかし。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
人の意志や執着と、この世の中に現実に起きてくるものの間には、どのような関連性があるというのでしょうか?
ノストラダムスのような大予言者は、きっとこの現象の背後にあるものを知っていたでしょう。
しかし、彼がそれについて説明したという伝聞などは、少なくとも私の読んだ研究書などの中には発見できません。
したがって、この後に述べる仮説は、私の推測に過ぎません。
しかし、占星術の法則にはかなったものの見方だと思われます。
次回、ラスト。
捨てたら、なぜ得られるのか?