得たかったら、捨てろ! part.3 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

その次にK子さんから、依頼があったときに、私は何かあったなとピンと来ました。

たぶん相性を見ることになるなと予感しながら、鑑定に出向くと、

「モテキです」


やっぱり。

二人の男性からそれぞれ好意を示されていると。


出会いや結婚の執着から離れていたK子さん。

太陽と月のトラインの時期は去ってしまったけれど、その後しばらくして、機を同じくしたかのように男性が二人出現した。

その二人の男性についての鑑定結果は、ここで触れる必要はいっさいないでしょう。

この記事の主旨とはまったく無関係だからです。

一応、記事自体、K子さんの許可を得て書いておりますが、どっちが良いとか悪いとか、そんなことまで触れる必要はない。


「K子さんは運命の逆転法の実験台ですからね」

と、私は正直に申しました。

まあ、逆転法が効果があることは分かっているのですが、こうしてリアルタイムで経過を確認できる人が出現することで、いっそうその法則に確信が持てるというものです。


あることに執着すると、かえってそのことはうまく行かない。

その執着を捨てたとたん、逆転が起きる。

よくたとえられることに、子どもを授かろうとしてなかなか実現しない夫婦が、それをあきらめたとたんに授かるといった現象があります。

しかし。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

人の意志や執着と、この世の中に現実に起きてくるものの間には、どのような関連性があるというのでしょうか?

ノストラダムスのような大予言者は、きっとこの現象の背後にあるものを知っていたでしょう。

しかし、彼がそれについて説明したという伝聞などは、少なくとも私の読んだ研究書などの中には発見できません。

したがって、この後に述べる仮説は、私の推測に過ぎません。

しかし、占星術の法則にはかなったものの見方だと思われます。


次回、ラスト。

捨てたら、なぜ得られるのか?