さようなら、良き生徒たちよ |  ZEPHYR

 ZEPHYR

ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

書きたいこと、触れておかねばならないことはいっぱいあるのですが。

8月3日、火曜日。大学の前期の最終講義日でした。

この日は通常は試験日です。
私は試験を行わずに採点するので、最終日も講義するという予定だったのですが、

なんと今年から試験日には講義を行わない、ということが決まっていたようなのです。

それが私に伝わっていませんでしたあせる

生徒には最終日にも講義、しかもこの日に限って、単位所得に少しでも有利になるようにという配慮から、出欠を取ると予告していました。

ちょっとしたトラブルはあったものの、予告通り出欠を取り、最終のまとめ講義を行うことができました。

やれやれ。

それにしても。

この前期の講義では、交換留学生(おもに韓国からの)が非常に熱心でした。
いつも講堂の前のほうに座り、講義に聴き入っている。

みんな、良い子でした。

それに言葉のハンデがあるにもかかわらず、優秀でした。

私の問いかけに、答えて、正解を口にするのも彼らだった。

最後の講義を終えたところで、交換留学生の一人が「もう帰ることになっている」というので、短い手紙をくれました。

「一番楽しい授業でした」

……。

他の先生方の名誉のために申し上げておくと、私の講義が面白く感じられる割合が高いのは当然で、いわゆる普通の「勉強」とは異なるからです。

推理小説。
それも書き手のプロがする講義ですから、刺激的であることは間違いありません(まあ、刺激を受けることもなく寝てたりする生徒もいるけれど)。

当然、普通の勉強をする講義よりも面白いはずです。

でも、こんな手紙を残して去って行く彼女ら(女性がとても多かった)。

私のほうこそ感謝したい。

君たちが熱心に、本当にちゃんと理解して聞き入ってくれていた、その姿が目に入るからこそ、私もちゃんとやれたんだよ。

ありがとう。

またいつか会えたらいいね。

ポチッとしていただけると、嬉しいデス。
  ↓
FC2 Blog Ranking
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占いへ
にほんブログ村