スイングバイ 理論・1 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

先日、あるかたNさんの鑑定をメールで行いました。

この過程でNさんが、

ひじょーに

興味深い表現をなさいました。
このかたは現状の天王星や冥王星のトランジットの影響を強く受けられており、人生上、大きな節目を迎えておられました。

「むしろ、天王星や冥王星といったパワーを利用することはできないのか?」

「人工衛星などの宇宙機では、スイングバイといった惑星の重力を利用した航行方法があるが、天王星や冥王星といったパワーを利用して、人生においてスイングバイすることが出来れば、信じられないくらいの幸運と成功を獲得出来るのではないか?」

目から鱗が落ちました。

いや、ホント。

このスイングバイ(スウィングバイ)という表現は素晴らしいビックリマーク

ハードアスペクトはかならずしも凶ではない。
使い方次第では現状を超える力となる。

こういったことは過去のブログでも幾度となく触れてきました。

天王星、海王星、冥王星などのトランスサタニアン(凶星)、そしてハードアスペクト。
これらがあったら不幸になるのか?

違います。
それらの星を上手に自分の中に取り込むことで、むしろ普通では考えられない成長や、成功さえ手にすることができる。
松本清張氏の出生図の解読もそうでしたし、これまでにも折りにつけ触れてきました。

「スイングバイ」という言葉を目にしたとき、なにかこう、ビビッと来るようなものを感じました。

この表現をブログで使わせてほしいと申し出たところ、Nさんは快諾してくださいました。

ありがとうございます<(_ _)>

swing-byの「スイング」には、
①「振り動かす」「ぶらぶらさせる」
②つり下げる。吊す。
③向きを変えさせる。回転させる。
④支配する。(思い通りに)左右する。
などの意味があります。

スイングバイという言葉は、この度帰還した惑星探査機「はやぶさ」などもそうですが、星々の間を旅し、その引力を利用して方向転換や加速、あるいは減速などを行い、航行する宇宙機の姿が如実に表現されています。

スイングバイよりも、「gravity assist」や「gravitational slingshot」などのほうが英語的には一般的なのだそうですが、私はこのスイングバイの方がなんとなく好きです。

「重力アシスト」なんて、かなり技術的でロマンがないじゃないですか。

それに比べてスイングバイは、なんというのか天体と自分(宇宙機)の間に、なんともいえぬ調和の取れた関係があるのを感じさせますし、また人の意志で「コントロールする」的な意味も含んでいます。

それに対してアシストは、なんとなく助けてもらう的な意味合いが強いような印象を受けます。
もちろん助けを積極的に利用するという意味合いなんですけれど。


こういったことも踏まえ、

そこで!!

これから数回にわたって「占星術上のスイングバイ」について論じていきたいと思います。

そんなことができるのか?

惑星探査機が天体の重力を利用して方向転換したり、加速したり、そんなことが占星術上、運勢上でもできるのか?

できないのなら、ここにあらためて書いたりしません。

もちろんできます。

スイングバイ理論。

こう名付けたいと思います。

Nさん、ホントにありがとうございます。
あなたのおかげで、これまで漠然と論じてきたことの一つに、明確な指標ができました。


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