薫由記と神奈女凛です(紫月君、ごめん)。
私の娘2である神奈女とは、一緒に行こうと約束していたのに、先月、娘3と私がランチを先にしてしまったので「先を越されたあ~」と悔しがっていたし、薫には今回、個人的に相談事もあったのです。
というのは、現在制作中のミュージカルの脚本についてなのですが、スタッフの中でもこの辺に明るいのは彼女だけ。
というわけで、三人でのランチ。
いつものように席は予約で一杯みたいでした。

まずは前菜。
赤ばい貝、サーモン、甘エビ、ベイカ、ビンチョウマグロなどのカルパッチョです。
中央の巻き貝が、赤ばい貝ですね。
わりと身がどっさりあります。
さわやかな前菜で、とってもヘルシーな感じ。
食べていると空腹だった胃袋が適度に満たされて、さらに食欲が増してきます。
赤ばい貝ですが、すっごく身が締まっています。
こりこり、ぷりぷり。
食感がすてきでした。

昨日のパンは、生ハムとベーコンとバターロールでした。
その頃にはだんだん席が埋まって、すぐに満席に。
あっちでもこっちでも、主婦の方がわいわいと話に花が咲いています。
前回も、前々回もそうだったのですが、店内には男の客は私しかいません

入店する前に言っていたのですが、
「今日、君たちを連れて行ったら、お店の人たちの疑惑はかなり決定的なものになるだろう。最初に連れてきたのは奥さんみたいだったのに、次は違う人、今日はまた違う女性を二人も! いったい、あの男は何者なんだろう」
みたいな妄想は、やはりかき立てられるものと思うのです。

私のオーダーしたパスタ。
吉備高原地鶏とキノコのオイルソース。
前にもメインで使われていた地鶏。
細かくパスタに絡んで、良い鶏ならではの風味をパスタに与えています。
オイルソース、なかなかいい感じ。

薫のオーダーのパスタ。
野菜とソーセージのトマトソース。
今回は交換して食べたりしていないので、見た感じの印象しかお伝えできません。
トマトソースは濃厚そうに見えますが、意外にあっさりしているのではないかと思えました。

神奈女のオーダーしたパスタ。
イイダコの白ワインソース。
これ、けっこう心惹かれました。
どれもおいしそうなんだよなぁ~。
この頃になると、神奈女の旦那には「食」に対する関心がないという話題になっていました。
とりあえず腹が満たされればいいという感じで、熱いものが冷めようが、味付けが少々どうであろうが、まったく関心がないと。
「妻の手料理を喜ばない男って、あんまりいないだろう」と、薫。
でも、そうなんだそうです。
よくよく聞いていると、どうやら旦那さんの育った家庭に少々問題があった様子。
お母さんがあまり料理が好きでないらしい。
それくらいならともかく、一家の団らんの時間というのがあまりなかったよう。
だから、実家に帰るのもあまり好きでなく、なんとなく両親との間に不調がある。
ピンと来るものがありました。
「だったら、実家の家族との関係を修復してやればいいんだ」
じつは私自身、思い当たることがありました。
それこそ奥さんと結婚する頃まで、食べるものなんてなんでもいいと思っていたのです。
腹が満たされれば。
そういうふうに母に向かって言ったことがあります(中学生くらいの頃?)。
食事を作ってくれる母にしてみれば、冷たい息子の言葉だったでしょうね。
しかし、昔から母は料理などするのは嫌いだったようです。
私の子供の頃の食事などは、たいていおばあちゃんか、場合によってはひいおばあちゃんが作ってくれていました(大家族)。
鶏が先か卵が先か知れないのですが、そんな母の元で育った私が食に無関心になっていたのか、それとも私が無関心だから母が料理が嫌になったのか。
でも、ずっと小さな頃から、我が家の料理にはとくにこれという感動もなかった気がします。
美味しいものを食べさせてやろうというような気持ちのこもった料理。
それは昔の我が家にはなかったように思います。
ただ、みんなで食事をする団らんの時はありました。
結婚後、私は奥さんの作ってくれる料理に驚きました。
どれも美味しい。
それは彼女が気持ちで作ってくれていたからだと思うのです。

さあて、メインディッシュでございます。
私と神奈女のオーダーした、仔羊のボローニャ風カツレツ。
仔羊ということしか聞いていなかったので、出てきてみてカツレツだったのでびっくり。
骨付き仔羊をカツレツでなんて、初めてでした。
しかし、これが……。
んんうまい!
このほうが仔羊独特の臭みも抑えられているような気がしました。
生ハムの下にはタケノコみたいな野菜(やっぱりタケノコ?)とトマト、そしてチーズが。
なんじゃ、こら。この微妙なマッチングは。
うめー。

薫のチョイスしたメイン。
これも出てきてみてインパクトありました。
スズキのムース、カボチャのスープ仕立て!
カボチャのポタージュの中にスズキのお団子が浮いているといった感じで、表面に見えるスズキの身はほとんど飾り。
中はスズキの身を練り物にしたようなムースで、さらにその中にホタテ貝柱が入っている。
フィッシュスプーンでソースをすくい取りながら実を一緒に食べているのを見て、「こっちも良かったかも」と思いました。

デザートはキャラメルプリン。
これがまたあほみたいにうめ~。
絶妙な苦みと甘み、ねっとりとしたプリンの食感のハーモニー。
素晴らしい料理を食べる喜び。
これがない人生なんて、やっぱりちょっとつまらない。
神奈女の旦那さんにも、感動を味わってほしい。
感動することこそが、人の生きる喜びだとも思うzephyrでした。
はあ( ̄▽ ̄)=3
堪能した。

☆占星術セッション 開催致します☆
西洋占星術、占い全般、あるいはスピリチュアルな領域の話題 etc……。
zephyrがお答えできる限り、ぎりぎりのお話を致します。またこのブログでは書けないようなことも!?
詳しくはこちらをクリック。